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よ み き り .

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よ み き り .

1 - 愛してる、苦しいくらいに。

♥

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2019年11月08日

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君が抵抗するなら

俺は君を

“買ってやる_。”

…なんで

なんで君は

俺に心を開かないんだよ…っ

俺によってくる大体の女は

俺を好いてたのに

なんで…っ

ある日俺はいつものように

繁華街で遊んでいた。

瑞稀

っはぁ…

瑞稀

てか…ろくな女いねぇ…

俺は近くの公園に立ち寄った

瑞稀

はぁ…

夜だし、誰もいない公園。

…なのに

どこかからすすり泣く声が聞こえた

瑞稀

…あの〜

そこにはロングヘアーの女。

みるか

………。

それが俺と彼女の出会いだった。

瑞稀

大丈夫、ですか、?

みるか

…はい

その人は

澄んだ瞳が印象的で

肌は純白で

目は二重でお人形さんのようだ。

瑞稀

あの…っ

瑞稀

もし良ければ…お話聞きますよ?

俺は何を言ってるんだ…

みるか

は、はい…

彼女は

親と喧嘩をして家を飛び出したらしい

瑞稀

そういう事なんですか…

瑞稀

…辛かったら

瑞稀

俺に話してくださいね?

みるか

え、?

瑞稀

俺、ここの公園によくいるんで…笑

みるか

…ありがとうございます

俺らは仲良くなって

俺はますますその子が好きになった

瑞稀

あの…

瑞稀

付き合って、くれませんか?

みるか

…え

みるか

ごめんな、さい…

こんな俺が

この俺が

断られる、なんて

無かったのに…

後日、俺は

その子をお金で買った。

なんせ、親が有名財閥の

社長。

ちょうど婚約者も探してたみたい。

みるか

………。

お金ならなんでも買える。

俺はそう思ってる。

みるか

瑞稀、さん…

瑞稀

ん?

みるか

…なんでもないです

瑞稀

ん、そう。

絶対に

彼女は嫌だろう。

だけど

ごめんな。

優斗

失礼致します。

瑞稀

お、優斗

優斗はここの執事のトップ。

歳も近いのに

凄いなぁって思う。

瑞稀

んじゃ、俺散歩行ってくるわ

優斗

わかりました。

優斗

行ってらっしゃいませ。

優斗side

優斗

奥様…

優斗

ご気分はどうでしょうか…?

みるか

…ゆうと

僕はご主人様の奥様と

いけない関係である。

みるか

もういや…っ

優斗

そうですか…

みるか

瑞稀さま…優しいけど…

みるか

優斗がすき…

優斗

でも

優斗

瑞稀さまは

優斗

奥様の事を想われてますよ?

みるか

………。

優斗

僕はただの執事です。

優斗

でも

優斗

瑞稀さまは

優斗

優しくて、お顔立ちも良くて

優斗

なによりもお金持ち。

みるか

そんなの分かってる…

みるか

けど

みるか

私…お金で買われた。

優斗

………。

みるか

ゆうと…

みるか

ここから出して

優斗

それはいけません。

みるか

…だよね

みるか

うん…

瑞稀

ただいま!

みるか

お、おかえりなさい

優斗

おかえりなさいませ。

明らかに瑞稀さまは

幸せそう。

奥様は…

引きつってるけど…

僕はこんな関係

終わらせたいと思ってる

だけど

やっぱり僕は

奥様のことが好きなんだ__。

瑞稀

よし…

瑞稀

今度結婚式開きたいんだけど…

みるか

えっ、

瑞稀

え?

みるか

あ、いや…なんでもないです

瑞稀

敬語じゃなくていいんだよ?

みるか

う、ん。

相変わらず奥様は

瑞稀さまが怖いみたいだ。

本当は奥様が辛いこと

苦しいこと

承知してるのに

僕は無力な

ただの執事でしか

いられない__。

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