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私のキライな学校

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私のキライな学校

32 - episode11.私の強い同級生(2)

♥

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2025年08月05日

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⋯さすがヤクザ…

やることが汚ぇ⋯

どうせ俺らは“悪人”
だからな

いきなり出てきたお前らに

そう易々とこっちの話を
差し出せないんでね

⋯⋯

(⋯ヤバいな⋯)

(この状況⋯)

(こいつだけじゃなくて)

(周りに男が数人⋯)

(ここでやり合っても)

(凌が無事じゃ
済まない⋯)

⋯くっそ⋯

(早くしないと
いけねぇのに⋯!)

っ⋯

(⋯やっぱり)

(俺だけでも先に行けば
良かったか⋯?)

(こんなことしてる
間にも)

(円華がどこで
何されてるか⋯)

おーい

そんなガキさっさと やっちまえよ

とっとと帰ろうぜ

あぁ

こいつも連れてな

グッ (颯が凌を無理やり 連れて行こうとする)

奴らのアジトなら

□□町の大通りの
外れにあるぞ

詳しい場所は
知らねぇから

あとはお前1人で
探すんだな

っ⋯

⋯⋯

⋯ざけんな⋯((ボソッ

あ?

なんか言ったか?

スッ (凌が肘を上げる)

ブンッ (颯に肘打ちを仕掛ける)

サッ (颯が凌を放して 後ろに飛ぶ)

チッ⋯!

(油断した⋯)

(こいつもただで人質に
なってはくれねぇか⋯)

類!

早く行くぞ!

ダッ⋯! (凌と類が駆け出す)

なっ!

アイツら 逃げやがった⋯!

追うか?颯

いや

もういい

俺らのアジトの情報が
漏れたわけじゃねぇ
からな⋯

⋯ただ⋯

⋯無事で帰って来れると

本気で思ってんのかね

アイツらは⋯

そんなちっぽけな集団なら

うちの若がとっくに 潰してるっての

ダッ⋯! (駅に向かう)

ガタンッ⋯ガタンッ⋯ (電車の音)

⋯お前⋯

ケンカとかできんの

肘打ちくらいは誰でも
できるだろ

体力はあるほうだと
思ってるけど

そんな、大人相手とかじゃ
歯が立たないって

⋯⋯

⋯そんなことより

円華の話だ

水瀬先生がいるのは

さっきの奴が言ってた
のが本当だとすれば

この先の駅からすぐの
大通り⋯

でも

そもそもなんで
水瀬先生が

円華を誘拐するなんて

そんなことをする
必要があったんだよ

⋯⋯

(⋯こいつにも⋯)

(全部話すしか
ねぇよな⋯)

(⋯あいつは⋯)

(凌が巻き込まれるのを
嫌がるだろうけど⋯)

⋯⋯

(⋯俺は)

(こいつにまで)

(大事な人を失う経験を
させたくはない⋯)

⋯⋯

⋯あいつを攫って

何がしたいのかは
わからない

⋯でも

水瀬は暴力組の一員で

俺の姉の先輩だった奴で

⋯それで

⋯5年前

俺の姉を攫っていった奴だ

は⋯?

暴力組⋯?

類のお姉さんを
連れ去った⋯?

名前が同じだし…

⋯似てるんだよ

あいつに

容姿とか声が⋯

⋯なんとなくな

⋯まさか

似てる人を探して

次々攫ってるって
ことか⋯?

⋯わからない

でも

水瀬は…

『新内 円華を 連れていく代わりに

如月 まどかを 解放する⋯』

⋯そんなことを
言ってた

は⋯

待て待て

まさかお前

その条件を
呑んだのかよ?

自分の姉を連れ戻す
ために⋯

違う

俺は何も許してない

俺が何も言えなかった間に

連れて行かれたんだよ

なんで何も
言わなかったんだよ⋯!

ガッ (凌が類の肩に掴みかかる)

お前喧嘩強いんだろ⋯!?

だったらなんで

力ずくでも水瀬先生を
止めなかった⋯!?

⋯⋯

⋯⋯

っ⋯

⋯お前ばっかり責めるのも

違うってわかってる⋯

⋯けど⋯っ

⋯もし⋯

円華までいなくなったり
したら

⋯俺はどうすればいい⋯?

バッ⋯! (類が凌の肩に手を置いて 引き離す)

⋯それだけは⋯

それだけは絶対
させねぇから

お前とあいつが
引き裂かれないように

俺が戦う

⋯⋯

⋯た⋯

戦うって⋯

高校生の俺たちに
何ができるんだよ

相手は暴力団
なんだろ⋯?

⋯今頃、円華だって⋯

きっと⋯

それでも

俺は絶対行く

⋯行かなきゃ⋯

いけないんだよ

でもお前は

自分の姉を助けたい
だろ!

違ぇよ!!

((ビクッ

なになに? 喧嘩?

男の子2人が 言い合ってるのよ

電車のマナー 守って欲しいな⋯

⋯⋯

『次はー□□ー』

『□□です』

⋯とりあえず降りるぞ

⋯わ⋯わかった⋯

プシューッ (電車が止まる)

(人が降りていく)

⋯⋯

⋯⋯

(⋯こいつが
取り乱すところは)

(ほとんど見たこと
なかったけど⋯)

(⋯あいつが大事なこと
くらい)

(ずっと前から
わかってる⋯)

(⋯共依存みたいな
もんだろうし⋯)

(⋯あいつが
いなくなったら)

(間違いなく)

(凌は壊れる⋯)

⋯⋯

(⋯それは)

(⋯俺にとっての
姉貴とは)

(また違う⋯)

⋯⋯

⋯確かに俺は

自分の姉を助ける
つもりだ

……ずっと探してきたんだ

居場所がわかった今

それを見過ごすなんて
ことは

絶対できない

⋯⋯

⋯だけど

だからって

お前の幼馴染のことを

何とも思ってない
わけじゃない

⋯どっちかしか
選べないっていう
思い込みが

まず間違ってんだよ

⋯絶対

どっちもそこから
逃がす

⋯もし勝てなくても

それさえできれば
いいだろ

⋯⋯

⋯《紅露》組って
やつのこと

どれぐらい知ってんだよ

何も知らない

1人で戦えんの

戦う

ボコボコにされたら
どうすんの

どうもしない

っ⋯

⋯手遅れ⋯だったら⋯?

⋯⋯

⋯水瀬のこと

ぶっ殺してやっても いいと思ってる

⋯⋯

その時は

⋯お前でも多分

それくらいできる
だろうけど

⋯⋯

⋯あいつのこと
守るんだろ

守れなかったときの
ことなんて

今考えんな

守るんだよ

お前が

っ⋯

(大通りの外れって⋯)

(範囲バカ広いだろ⋯)

(どこから探せば⋯)

⋯⋯

⋯!

⋯なぁ⋯類

あそことか怪しくね⋯?

スッ⋯ (凌が1軒の店を指さす)

⋯!

⋯⋯

⋯行くぞ

⋯⋯

(⋯もし⋯)

(本当にここだったら⋯)

(この中には⋯)

⋯⋯

『守るんだよ、 お前が』

⋯スゥ⋯ハァ⋯

パンッ (凌が自分の頬を叩く)

((ビクッ

な⋯

なにして⋯

いや

ちょっと反省

お前に当たりすぎた

ごめん

⋯⋯

⋯類の言う通りだよ

お前は何も間違ってない

⋯どっちも助けよう

⋯⋯あぁ

タ⋯ッ (凌と類が建物に入る)

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