手のひらの世界

カンカンカンカン……

1度溢れ出した涙はしばらく止まってくれず、コンクリートの地面にぼたぼたと水たまりを作っていった

私はバッグからスマホを取り出して見せる

そしてクラスラインなどにも一通り入れてもらった

りんかとまゆは爆笑。

私は、バッグを床に叩きつけるように置くと、ベッドに寝転んだ

私がそういって取り出したのは、スマホではなく勉強道具。

実は私が来年受ける高校は偏差値がものすごく高いところなのだ

その上、私は頭が悪い

でも、私はそこに行くって決めたんだ。 だから＿

ｶﾘｶﾘ……✎

1時間後

私はすっかり存在を忘れていたスマホに目をやる

そうしていつめんグループのLINEを開いた

私はヒヤッとした

(そ、そんな遅かったかな?)

(そっかァ既読機能あるんじゃんwwwwwwてかそんな焦らせなくっても、)

本当は嘘つきたくないんだけどね😓 仕方ない……いつか私が勉強してた時、めっちゃ馬鹿にしてきたから

そんな思いするくらいなら嘘ついた方がマシ。

そのあとも、私は勉強を続けた

私は通知OFFだったLINEをONにしていたが、うるさすぎたため、再びＯＦＦにした

ﾁｭﾝﾁｭﾝ(・8・)

私は慌てて時間を確認する

私は半分イラつきつつ、朝ごはんを口にせず家をあとにした＿

私はチャイムの音と同時に教室に滑りこんだ

私は頭を搔く

そしてある時、事件は起きた

ペラ

……

私は満面の笑みで席へと着いた

一方

キーンコーンカーンコーン

私はと言うと未だ着替えていた

3人はスタスタと行ってしまう

そこで3人は一瞬振り向いた

うそはついた、けど…… 私はただ、

ぐっ

そうだ

りんかとさあらはまゆを睨む

さあらはそういうと、私のほうにきて、上履きを私の顔面に当てた

そうしてさあらは上履きを私の顔から離した

ｽﾀｽﾀ

コツン

私は近くにあった小石を蹴る

すると、そこで奥から誰かが歩いてきた

私は草陰に身を潜めた