?
ここは?
...
ここに妖人がいるのか?
「三番線に電車が通過ます」
「黄色いブロックの内側にお下がりください」
瑠姫
!?
瑠姫
電車?
瑠姫
三番線、
瑠姫
!!
なん、で、?
少女が線路に飛び出す
キーキギッーーー
とホームに響くブレーキ音
瑠姫
なんで、?
瑠姫
何、して、
瑠姫
なぁ、
瑠姫
瑠美?
瑠美
...は、
瑠美
ぁ、
瑠美
わ、わかりません、わ
少女は震える声で
瑠美
ねぇ?お姉様?
瑠美
なんで、私、こんなところに?
瑠美
電車が、今、わた、私を
瑠姫
!
瑠美
お姉、お姉様!
瑠美
待っ、待ってください!
瑠姫
はぁ、はぁ、
瑠姫
なんで、誰も居ねぇんだよ!
瑠美
お姉様?どうしたのです?
瑠姫
...瑠美
瑠美
?
瑠姫
ここに来る前は何してたんだ?
瑠美
ここに来る前は家にいましたわ
瑠姫
…じゃあなんで
瑠美
そ、それより!
瑠美
お姉様、ここなんですの?
瑠姫
あぁ、ここ?
瑠姫
ここ、ね、
瑠姫
駅、だよ
瑠姫
そう、ただの
瑠美
おかしいですわ!
瑠美
誰も、運転手だって居ないのに!
瑠姫
あぁ、それには理由が、
瑠美
お姉様!
瑠美
言い訳はなしですわよ!
瑠姫
...そう、だな、
瑠姫
ただ混乱してたんだ、
瑠姫
瑠美がここにいて、
瑠美
...とりあえず、出ましょうか
瑠美
お姉様?ここはどんな場所ですの?
瑠美
簡単で良いので教えてくださる?
そうだ、
瑠美は冷静な奴だ、
私が落ち着いてなきゃ、
瑠美も焦ってしまう
瑠姫
ここは、違う世界で、
瑠姫
ここは危険だ
瑠美
...なるほど?
瑠美
お姉様の元を離れ無ければいいのですね
瑠姫
あぁ、その通りだ
瑠美
ところで...お姉様?
瑠姫
ん?
瑠美
出口は...
瑠姫
今から探すんだ、
瑠姫
扉を見つけたら私に教えろ
瑠姫
いいか?
瑠美
勿論ですわ!
瑠美
一見外のように見えて、外では無い..?
瑠姫
早く扉を見つけねぇとな、
じゃなきゃ、
妖人が出た時
瑠美の精神が持つか、
瑠美
お姉様はどうして別世界?にいるのですか?
瑠姫
あー、それは...
瑠姫
、、
瑠姫
まぁ、色々あって
瑠美
...
少女が口を開く
瑠美
また
瑠美
あの方たちとですか?
瑠姫
そうだけど、
瑠美
...
瑠美
お姉様、私やっぱり、
瑠姫
...分かった分かった、
瑠姫
その話は何回も聞いたよ、
瑠美
ならどうして!
瑠姫
友達だから?
瑠美
...私は心配をしているのです!
瑠姫
ちょ、静かに、!
瑠美
...
瑠美
答えを聞いているのです、
瑠姫
第一なんで...
瑠美
...
瑠美
そ、それは...
瑠姫
...?
瑠美
..
瑠姫
言えないなら...別に言わなくとも
瑠美
...
瑠姫
...
瑠姫
!
妖人の気配!
瑠美
...!
まずい、瑠美もいるってのに、
瑠美
お、お姉様?
瑠美
い、今のは、?
瑠姫
!?
瑠美も感じている?
別世界では誰でも感じ取れるのか?
いや、今は逃げよう、
瑠美に何かあったら...、
瑠姫
瑠美!
瑠姫
逃げるぞ!
瑠美
!分かりましたわ!
ぴちゃ
扉は何処に!
扉は見つからない、
体力的に...持つかどうか、
瑠姫
!
広い...
ここなら、!
妖人
...
妖人
小中...か、
妖人
ま、少しは出しになるでしょ