…
私は、彼に隠れるべく本棚に紛れた
そこには、探してた人がいて
香苗
ワァ〜
私は、驚きのあまり声が出ていた
香苗
びっくりした、
…
びっくりする様子もなくただ私を見ていた
香苗
なんで、こんなところにいるんですか?
別に
そっちもなんでいるの?
香苗
私は、あなたを探してたんですよ
香苗
居眠り王子がいるとかなんとか言うのを聞いて
香苗
来ただけです
フッ、
倍の答えで返ってきた
香苗
別に慌ててませんからね、
フッ
逆にもっと怪しまれてる?
なんで、隠れるの?
香苗
それは、バレちゃいけないからです
誰に?
香苗
それは、秘密じゃダメですか?
いいけど
じゃあ、ここだとコソコソ話しなきゃだし出るか?
香苗
あ、はい、
そう言って、偽彼氏は私の手を掴んで図書館をあとにした
私は、まだ手を繋がれたままついていくことしか出来なかった
香苗
あの、もう外出ましたけど?
そうだな、
偽彼氏は、足を止めて私の方を向いた
いつも冷静な偽彼氏が少し戸惑っていた
香苗
あの、手、いつまで…
あっ、ごめん、
少し、ドキッとしてしまった
気まづくなちゃった?
で、何があった?
香苗
えっ?
香苗
何がですか?
なんで、俺を探してたんだ?
香苗
あ〜、
香苗
仮に彼氏になったじゃないですか、
香苗
名前はなんなのかなって思って
名前?
小崎俊介だけど
香苗
俊介さん
俊介
そうだ、
俊介
これで、いいか?
香苗
あ、待ってください
香苗
連絡先も教えてください
香苗
一応…
俊介
はい、
俊介
他には?
香苗
私の名前は、永坂香苗です
俊介
うん、知ってる
知ってる?いつから?
私は、今知ったのに
そんなこと聞いたらたぶん面倒とか思われるだろうな
香苗
なんて、お呼びすればいいですか?
俊介
俊介でいいよ
香苗
じゃあ、香苗でお願いします
俊介
分かった、
俊介
それと次からはタメ口な!
香苗
はい、分かりました
俊介
抜けてないけど?
香苗
あ、わ、わかった!
俊介
フッ
絶対、私のこと笑ってる
俊介
よくできました
偽彼氏は、いきなりニコッと笑ってきた
なかなか、笑顔を見なかったけどこういう顔も出来るんだと思いずっと見ていた
俊介
何、ずっと見てるんだよ
さっきまでの表情は、なくなりいつもの無の感情になっていた
香苗
いや、笑うんだと思って
俊介
人間だからな
香苗
私もですけど
俊介
一緒にするな
俊介
出来が違う
香苗
ちょっと、ひどいですよ
俊介
…
偽彼氏は、いつものように私のことを無視して大学に入っていった
まだ、重要なこと話してないのに__
まぁ、また、別の日でもいいっか
優人
ハァー
やば、また寝てた
ん、何これ?
飴とクッキー?
甘いの好きだけど…
誰が置いたんだろう?
○
カッコイイ、
☆
また、見てるの?
○
だって、あの人以外カッコイイ人いないからー
☆
わかるけど、
☆
ほとんど男子しかいない図書館で言わないでよ
○
えー!
○
それは、無理
☆
私たち含めて女子3人なんだからね、
○
男子は?
☆
1.2.3…
☆
18人くらい?
○
そんなにいないじゃん
☆
いや、比にしたら6:1だからね
また、なんか話してる?
また、見てるの?ってことは、僕が寝てた時も見てたってことだよね
聞いてみるか?
トントン






