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僕は今まで一度も笑ったことがない
笑える出来事なんてなかったから
僕は子供の時、お父さんに虐待されていた
毎日毎日、僕をこき使ったり、ヒステリックになったり
お父さん
ユウ(幼少期)
ユウ(幼少期)
お父さん
お父さん
お父さん
お父さん
ガッシャァァアアンッ
ユウ(幼少期)
ユウ(幼少期)
お父さんにお茶をかけられた時は痛かったな
まぁ、そのせいで僕の左目は見えなくなったんだけど
小学校を卒業したら中学生
そこでも思い出なんて出来なかった
お父さんはタバコの吸いすぎやら覚醒剤乱用やらで刑務所で死んじゃった
そういえばお母さんもこの時は僕を支えていたけど
時々自殺しようとするんだよね
家で休めないなら学校でも休まるはずもなく
レン
ユウ(中学生)
レン
ドカッ
ユウ(中学生)
殴られ蹴られ踏まれ……
仕方ないよね。笑わないんだから
教室でもずっと表情を変えないで瞬きしてただけだったから
でも、もう僕は悪い奴とは会わないで済むんだ
だって同じ中学校の人が行かないような学校に入ったから
でも、僕を高校へ入れるために母さんが仕事頑張って
卒業式当日に過労死しちゃったんだよね
そのお葬式のせいで卒業式に出られなかったっけ
でも、涙は溢れなかったよ
もちろん母さんが死んで嫌だ
でも悲しいって感情がないんだ
だってもともと僕には感情なんてないし
ユウ
僕が授業の用意を持って理科室に行こうとすると、“いた”
ユウ
“あいつ”が
僕をいじめていた張本人
縁を切れたと思ったのに
違うクラスだから気づかなかった
あいつ
僕をいじめていたことなんて忘れたかのように
友達でわちゃわちゃ話している
許さない
お前のせいで中学生活は滅茶苦茶だったんだぞ
怒りを抑えられるかわからないけど
あいつらの前を横切らないと通れない
レン
ユウ
レン
ガシッ
ユウ
なんでこいつ僕の手首を掴んで
やめろ…触るな……
僕の制御が効かなくなる
ユウ
レン
友人
気づいたら僕はこいつの手を引っ張っていた
暗くて誰もいなくて古びた空き教室
不気味だから入る人すらいない
レン
ユウ
レン
ユウ
ドサッ
レン
レン
レンの声を聞いたら首を絞めていた
ユウ
ユウ
レン
ユウ
僕は近くにあった椅子を持った
ユウ
ぐちゃあッ‼︎
レン
ユウ
ぐちゃっぐちゃっぐちゃっ!
ユウ
レン
ユウ
ユウ
ユウ
ユウ
ユウ
ユウ
ユウ
ユウ
ユウ
ユウ
ユウ
ごめんなさい
俺が悪いんだな