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最初は幸せそうに目の前のご馳走を食べ続ける「私」はご馳走と一緒に貴方への愛も食べているように感じた💭 でも、「貴方と一緒に生きていたかった」ってところから少し雲行きが怪しくなっていって、もしかしたら「私」が食べているご馳走は"貴方だったもの"だったのでは……?って思うと「私」は貴方を体に取り入れて自分の一部にすることで幸せを得ていることにゾッとした……
目の前に広がるご馳走を
一つ一つ、丁寧に食べていく
残さぬように、胃の中に流し込む
食べたい、食べたい
吐くまで食べたい
でも吐きたくないから
口を、手で抑えてる
ぐるって回る感覚も
目の前に見える貴方すらも
きっと、幻覚よね
それにしても、本当にご馳走
作るまで何年もかかったけど
待った甲斐があるな
だって、
好きな人の、食事だもの
私
貴方と一緒に生きていたかったの
他の誰のものになるなんて許さない
神さまだって許してあげない
土に還るなんて許さない
私と一生、一緒に生きてね
大好きよ
うん、大好きなの
そう思って、また1口
あぁ、私
なんて、幸せ者なのかしら!!