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第1話、読み終わりました……本当に重くて、やりきれない話でしたね。 詩織が湊斗に自分を重ねた瞬間、そして互いに罪を背負いながら最後まで寄り添おうとしたラストシーンに胸が締め付けられました。 「あなただけ死んで生きていくなんて耐えられない」という台詞は、詩織がどれだけ湊斗を必要としていたかを如実に表していて、切なかったです。 こういう「正しくない共依存」の描き方がとても巧みだと思いました。続きが気になります。
私は路地の奥に入っていく人を見つけた。
その日は、仕事で疲れてフラフラでどうにかなりそうだった。
社長というのは全く良いものじゃない。
詩織
??
その人は振り返って立ち止まった。
背格好を見るに、男性である。
詩織
??
確かに、私に関係はない。
もう早く帰って寝たい。
詩織
??
その人が私に近づいてくる。
私の前に来たと思ったら、私の肩を強く掴み始めた。
詩織
??
詩織
私が抵抗し、フードに剥がした時だった。
詩織
??
とても美形で、若い男の子だった。
大学生くらいだろうか。
詩織
??
詩織
面倒なことは大嫌いだけど、なぜか震える青年を放っておけなかった。
詩織
??
詩織
私は近くの自販機でコーヒーを買って青年に渡した。
??
詩織
詩織
??
??
詩織
??
コーヒーを持つ手が震えている。
詩織
詩織
詩織
??
??
詩織
??
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詩織
??
??
詩織
??
??
??
詩織
詩織
詩織
??
詩織
??
??
詩織
??
??
詩織
予想外の出来事に私は驚きを隠せなかった。
詩織
??
??
??
??
??
青年が涙目でこちらを睨みながら言う。
詩織
??
詩織
私は彼が自分と重なった。
私はその日、志望している国立大学の模試判定がAになったことを、両親に伝える日だった。
詩織
無音。
詩織
私は不思議に思いながらも、スキップするかのように家に上がった。
詩織
詩織
リビングのドアを開けた時。
詩織
割られた窓。
詩織
刃物で喉を切られて、床に倒れている父。
詩織
詩織
私は床に血痕を見つけた。
詩織
血痕はトイレに続いている。
詩織
詩織
私はトイレのドアを開けた。
詩織
母は服を破かれ、体のほとんどが露出しており
その体には無数の傷と強姦の痕があった。
詩織
私が学校にいる間に、強盗が入ったのだ。
その強盗は、近所の人の目撃情報と私の家の監視カメラにより捕まった。
警察から、強盗が話したその時の事を教えてもらった。
父
母
父
父
母
母
父
母
母
パリーンッ!!!!
母
父
父
母
父が石を拾うために下を向いていた時。
その男がいたらしい。
父
強盗
強盗
男はナイフを父に突き付けた。
父
母
父
父は、男に掴みかかった。
強盗
父
母
母は玄関に逃げ、ドアを開けると男の仲間が外で待機していた。
母
母は咄嗟にトイレに逃げたそうだ。
父
ザシュッ
母
母がトイレに逃げ込んだ時、父が首を切られ、殺された。
母
トッ......トッ.........
母
近づいてくる。
母
母は必死に息を殺して隠れていた。
足音がトイレの前を通り過ぎる。
母
母がその隙に割られた窓からの脱出を試みた時。
ガチャッ...
母
その時。
強盗
開けたドアから男が顔を出してきた。
母
逃げようとする母を男が捕まえる。
母
男の仲間が家に入り、母の口を塞ぐ。
母
口を塞いだ後、2人は服をナイフで破き
1人が口を塞いでる間に、もう1人が母を強姦した。
母の抵抗は、男2人には無意味に等しかった。
母は2人に強姦された後、体の至る所を切られ、失血死した。
男達はその後、金品を盗んで出たそうだ。
詩織
当時を思い出して頭痛がした。
??
詩織
私はもう一度青年に向き合った。
詩織
??
??
詩織
??
疑っているようだ。
詩織
詩織
詩織
詩織
詩織
??
詩織
詩織
??
??
湊斗
湊斗
詩織
湊斗
詩織
湊斗
詩織
湊斗
詩織
湊斗
湊斗
詩織
詩織
湊斗
詩織
湊斗
詩織
湊斗
詩織
湊斗
なるほど、と私は思った。
詩織
湊斗
詩織
湊斗
詩織
湊斗
詩織
湊斗
詩織
湊斗
詩織
湊斗
私はその日、強盗達のように、殺人の片棒を担いだ。
湊斗
あなたは彼の首を絞めたのね。
ならまずは、指紋とあなたが部屋にいた痕跡を全て消して。
湊斗
それが済んだら、彼の家のどこでもいいわ。
ドアノブか何かに紐を結んで彼の首を括って。
湊斗
遺書は、あなたが書いて彼の手に握らせて。
それが終わったら、全ての痕跡を消してあなたは誰にも見つからずに出る。
湊斗
詩織
詩織
湊斗
湊斗
詩織
詩織
湊斗
詩織
湊斗
湊斗
詩織
湊斗
詩織
詩織
湊斗
詩織
湊斗
2年半が経ち、彼は私の会社の社員になった。
詩織
湊斗
詩織
あの事件は、自殺ということで片付いた。
彼は警察から聴取を受けたが、彼は元々大学生活で思い詰めていた、自分もこうなるとは思わなかった、と言い、どうにかなった。
...これで良かったのかと、今更になって思う。
湊斗
詩織
詩織
コンコンッ
詩織
湊斗
詩織
湊斗
詩織
湊斗
湊斗
詩織
湊斗
詩織
詩織
詩織
詩織
湊斗
詩織
湊斗
ガチャンッ
詩織
詩織
詩織
詩織
湊斗
湊斗
詩織
詩織
湊斗
湊斗
詩織
湊斗
湊斗
湊斗
詩織
湊斗が退職届を差し出す。
詩織
湊斗
湊斗
詩織
詩織
湊斗
詩織
彼は、一晩一緒にいてほしいと私にお願いした。
湊斗
詩織
湊斗
詩織
シャワーを浴びながら、私は自分の罪を見返した。
詩織
詩織
どれほど涙を流しても、シャワーで全て流れてしまった。
詩織
湊斗
湊斗がシャワーへ行った。
私は卓上の父と母の写真を手に取った。
詩織
湊斗
詩織
私がベッドに座り、その横を手で叩く。
湊斗
湊斗が座る。
詩織
詩織
湊斗
湊斗
湊斗
湊斗
詩織
詩織
湊斗
湊斗
湊斗
詩織
湊斗
湊斗
湊斗
詩織
詩織
私は彼の首に手を回した。
湊斗
湊斗が私を抱きしめる。
そのまま、私はベッドに押し倒された。
詩織
私達は唇を重ねた。
湊斗
詩織
湊斗が私の服を脱がせて、肌に指を滑らせる。
詩織
触られる度に体が熱くなる。
詩織
湊斗
湊斗は私の太ももに手を運び、そのまま局部に触れた。
詩織
触られる毎に水音が増す。
湊斗
詩織
私がそう言った直後、湊斗は私の中に入ってきた。
詩織
湊斗
湊斗が私の頬を撫でる。
その顔は、すごく悲しそうだった。
詩織
私は、この青年1人に、罪を全て背負わせるのか。
詩織
詩織
湊斗
湊斗が噛み締めるように腰を動かす。
湊斗
その顔は、本当に悲しそうで、見ていて辛かった。
詩織
私は堪らず湊斗を抱きしめた。
私達は罪悪感の中で、お互いを恋しがるように抱き合った。
湊斗
詩織
詩織
湊斗
詩織
湊斗
詩織
そんな資格、私なんかにあるわけは無かった。
湊斗
詩織
私は湊斗にキスをし、抱きしめ合って寝た。
朝になって。
詩織
詩織
詩織
湊斗は既に隣にいなかった。
詩織
書き置きを見つける。
詩織へ 南川ビルに行く。 おはようと言いたかった。 俺を助けてくれて、ありがとう。 愛してる。 湊斗
詩織
私は喪失感に襲われた。
それと同時に自分への怒りが込み上げてきた。
詩織
ガチャッ
詩織
南川ビルに向かって私は走った。
詩織
詩織
湊斗
湊斗
詩織
私は湊斗に抱きついた。
湊斗
詩織
湊斗
詩織
詩織
詩織
湊斗
詩織
詩織
湊斗
詩織
詩織
湊斗
詩織
湊斗
湊斗が私に手を差し出す。
私はその手を握って、ビルの屋上の端に立った。
詩織
下を見ると、確実に即死することはわかった。
湊斗
詩織
湊斗
詩織
私達は、抱き合ってそのままビルから飛び降りた。