私は普通のニンゲン
どこにでも居るニンゲン
きっと私みたいなニンゲン沢山いる
そんな普通な毎日を生きている私
そんな普通な毎日に飽きている私
普通が有難いことなんか
なんであの時は分からなかったのかな
波瑠
波瑠
普通な日々に刺激が欲しくなった私は
とうとうしてはいけないことを
してしまった。
波瑠
波瑠
波瑠
波瑠
波瑠
目の前には言葉にできない格好をした
普通のニンゲンにはできない格好をしたニンゲンが
赤く染って動かなくなっていた
波瑠
自分でもわかっている
波瑠
波瑠
波瑠
智子との個チャを開いて直ぐに私は
カフェに集合してくれない!?
と送った
すると直ぐに
いいよ、落ち着いて
と来た
波瑠
智子
私は他のニンゲンに会話の内容を聞かれたくないので
なるべく端の席に座っていた
智子
智子
波瑠
波瑠
波瑠
智子
智子
波瑠
智子の言葉に心が潰されそうになる
智子の言葉から完全にしてはいけないことをしているという事と
大きな迷惑をかけているということが
分かる
波瑠
波瑠
智子
智子
智子
波瑠
誰もいないカフェでは
私の声がよくとおる
こんなことなら端に座らなくてもよかったのかもと
反省していない私を殺したくなった
波瑠
智子
智子
智子
波瑠
智子
智子は私のいいたいことがわかっていない様子だった
でも、だからこそゆっくり話を聞いてくれる様だった
波瑠
波瑠
波瑠
波瑠
智子
波瑠
波瑠
波瑠
波瑠
私はこんなこと言って智子が私の元を去らないか怖くなったので
思わずこっそり智子の顔を覗き込んだ
すると、智子は
少し驚いたような顔をして直ぐに冷静な顔に戻った
波瑠
智子
智子
波瑠
波瑠
智子
智子
智子
智子
智子
智子
波瑠
波瑠
波瑠
波瑠
波瑠
波瑠
智子
波瑠
智子
智子
波瑠
智子
智子
波瑠
智子
智子
智子
波瑠
智子
智子
智子
波瑠
智子
智子
波瑠
話しているとおもちゃが欲しくてガマンできない子供と
冷静で優しく厳しいお母さんの対話みたいだ
自分が情けない
智子
智子
波瑠
波瑠
智子
智子
智子
波瑠
波瑠
帰り道
たまに通りかかる人を見ると
智子が言っていた『欲』が
私の体を縛っていく
波瑠
波瑠
ギリギリ阻止し、
なんとか家に着いた…
波瑠
眠くない意思と矛盾している疲れた体
それのせいでどんどんストレスが溜まる
波瑠
ダメだストレスが…
波瑠
もうダメだッ
これは耐えられそうにもない
薬
なんでもいいから
なにか薬を飲もう
ヨレヨレと足元が不安定のなか
洗面所まで歩いた
視界が赤く染っていく
息が苦しくなってきた
咳が止まらない
苦しすぎておもわず倒れ込む
あれからどれくらい時が過ぎただろう
視界は赤いままだが
不思議とよく見える
今は苦しくない
私は今どんな見た目なのだろうか
とても腹がヘッテイル
智子にマタ、ソウダンシヨウ
カフェニコレる?
ワタシハイマ
ニンゲン?