フラン
フラン
フラン
エラー
フラン
フラン
エラー
エラー
少女
少女
フラン
少女
少女
少女
少女
少女
エラー
エラー
エラー
少女
少女
少女
少女
少女
少女
ブーッ
エラー
次の哀れな画家へ
「りんごは皮をむいてからお出ししろ」
「マカロンは色の組み合わせに気をつけろ!」
「お茶を入れるタイミングを間違えるなよ?」
「鳥かごから鳥を出させてはいけない」
「ベットの下に置いてある青い化粧箱には触れるなよ? 絶対触れるなよ?」
フラン
フラン
エラー
フラン
エラー
エラー
フラン
ブーッ
フラン
「あの子、またご主人様の私物を持ち出して! 掃除する方の身にもなってほしいわ 画家様も遊びにつき合わされて哀れねぇ!」
「あっ、ベット周りは触らないようにね この間、ベットの下をちょっと掃除したら慌てて自分で掃除するからいいっていうんだよ 何かくすねているんじゃないだろうね?」
「ほら無駄口を叩かない、次はご主人様の部屋だよ! え?なんでご主人様があの子を?」
「……実は私、掃除の時にご主人様の日記を盗み見しちゃったんだけどね。あの人、小さい頃に実のお姉さんを事故で亡くしているらしいんだよ」
「そう、そうだよ ご主人さまは、死んだお姉さんの絵がほしいんだ だから身寄りのない瓜二つの女の子を拾ってきたに違いない」
「あの子がいつも同じ格好をしているのも… ご主人様は独りだろう?歳をとって、寂しくなったのさ」
フラン
フラン
少女
少女
少女
少女
エラー
エラー
エラー
少女
少女
フラン
エラー
フラン
エラー
フラン
エラー
フラン
フラン
フラン
少女
少女
フラン
エラー
エラー
エラー
エラー
エラー
フラン
フラン
少女
フラン
少女
少女
少女
少女
少女
少女
フラン
フラン
少女
少女
少女
ブーッ
どこかの
どこかの画廊でみた絵画を思い出す 生の儚さがテーマだという、その静寂画は華々しく輝く王冠や楽器に混じり生々しい骸骨が見え隠れする
その絵は私に強烈に「死」を意識させた 知らぬ間にすぐ後ろまで迫っていた死に どんなに財をなしても、死に握らせる金貨は手に入らない
病に侵され、死に瀕した私に安らぎをくれるのは、彼女…優しく美しかった姉との光に満ちた若かりし日の思い出だけなのだ 寝付けぬ夜は枕元でいつまでも子守唄をうたってくれた
……だが 私は、どうしても思い出せないのだ なぜ姉が死んだのかを
そう、昨日のような夕暮れだった 目もくらむような、真っ赤な夕焼けの光が差し込む中で姉はあの部屋から身を投げて死んだ 幼かった私を残して
……その画廊の奥にはもう1枚神話を題材にした絵画があった 災厄が詰められた箱を開けてしまう女性を描いたものだ
もしかしたら私は開いてはいけない扉に手を伸ばしているのかもしれない…
少女
少女
少女
少女
フラン
エラー
フラン
少女
少女
少女
エラー
フラン
エラー
少女
少女
少女
少女
少女
フラン
フラン
エラー
パリン、と何かが割れた音がした
コメント
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キター!!!待ってましたぜ姉御ぉ!!(テンション高...てか寝ろよ...)