※実話をそのまま作成しています。 名前だけ現実と異なります。
私は、今までのことを 全て母に話した。
詳しいことを 何度も何度も説明した。
母
母は一言でまとめた。
そして母はこのことを 学校の先生に伝えた。
母によると、 ヒロの親もこのことで 悩んでいたらしい。 ヒロの携帯を隠れて見た親が 学校に相談しに来たらしい。
そして、真実を全て知った──。
ヒロには、兄も姉もいない。 親に虐待なんてされていない。 ヒロに言われたことは、 全て嘘だったのだと、 この時初めて知った。
私は心の中で 泣きながら叫んでいた。
嘘をつかれたことが 何より傷ついた。 私は本気でヒロのことを 愛していた。
心の中で繰り返すように、 何度も、何度も、叫んで泣いた。
リネ
リネ
リネ
リネ
そう、何度も繰り返し 叫び泣いた。
何が嘘で、 何が本当なのか、 理解ができなかった。
ヒロの何を信じたら いいのかわからなくなっていた。
あんなことがあったけれど、 ヒロとは大親友で居た。
けれど、ヒロと別れた日から 自分の体も心も どんどんおかしくなっていった。
足元はフラついて、 少し歩いただけで 視界は真っ暗になったり、
毎日体調が悪くなっていった。 吐き気があったり、 頭が痛かったり、 腹痛があったりと。 毎日体調が悪かった。
心の中では 自分を責めていた。 〃なんであんな最低な振り方をしたんだろう〃と何度も思った。 そして、〃別れるんじゃなかった〃と 後悔をした。
〃大切な人は失ってから気づく〃
その言葉が、 まさに本当のことなのだと感じた。
自分は、感じた。思った。
本当はヒロのことが 好きなのだと。 大切な人だから、失ってから気づいた。 失って気づいたから 好きだったのだと。
離任式の日
彼からの〃おはよう〃はなかった。
いつもの笑顔は、 友達にだけ見せていた。 私への笑顔は 一つもなかった。
まるで私の朝が明けていないみたいだ。
私は、彼からの 〃おはよう〃を待っていた。
笑顔を、待っていた。
けれど、彼とは一言も話せず、 私の体調は 悪くなる一方だった。
クラス替えの日
彼とは もちろんのことクラスが別れた。 なぜなら母が〃一緒にしないでほしい〃 と先生に伝えていたからだ。
ヒロと話せないことが 何より辛くて、苦しかった。
けれど、ヒロは話した後に 〃嫌い〃といつも言ってきた。 そのことも母に伝え、 先生にも伝わった。
先生に 「困ってるならちゃんと言いなさい」 そう言われ、困っていること全て話した。 そうすれば、先生は 「もう関わりたくないんじゃないのか?」 と。 そして、ある約束を交わした。
〃一切関わらない〃 〃接近禁止〃
一切関わらないと約束をした、次の日から 私は前よりも体調が悪くなった。 そして、学校を休むことが多くなった。
…続く…
コメント
3件
どぅええ!!??あの後そんな感じになってたんか… それはもうすっっっごい複雑だなぁ… れうは本当にその人のことが凄く凄く好きだったんだね。なのに嘘をつかれて、失って、体調も崩しちゃって、話すことも減って、「嫌い」って言われて、接触禁止にもされて、周りも否定的で…… だけどやっぱり好きなんだよね、きっと。 複雑でぐちゃぐちゃで、私には想像もつかないくらい辛かったんだろうな…ひぇぇ… 無理せんでな…