日菜
悠馬くん、明日の古典の授業さ
悠馬
うん?
日菜
教科書見せてあげる。前の学校の教科書と、違うでしょ
悠馬
あー、そうか忘れてた
悠馬
ありがとう。助かる
日菜
古典の辞書は持ってる?
悠馬
あるよ。大丈夫
悠馬
心配してくれてありがとう。何だか、
日菜
何?
悠馬
なつかしい。昔よく一緒に遊んだじゃん
日菜
そうだね。悠馬君が小6になって、引っ越すまでは毎日遊んでたよね〜
悠馬
俺も、いつまでこっちにいるか分からないけど、よろしく
日菜
お父さん、相変わらず転勤多いんだ?
悠馬
そうなんだよ
悠馬
早いときは1年に1回異動がある
日菜
え!?
日菜
お父さん、転勤多い会社にいるんだね
悠馬
そうそう。まだ未成年だからって、俺も一緒に引っ越しなんだ。毎回人間関係リセットされるの、正直辛くて…
日菜
うん
悠馬
大学生になったら、一人暮らししようかと思ってる
日菜
そうなんだ
悠馬
流石に18になれば、一人暮らしできるだろうし、大学で編入なんて難しいだろうから
日菜
高校も編入難しいって言うけど、
日菜
よく悠馬君編入できたよね。頭いいもんね!
悠馬
いや、めっちゃ勉強したよ
悠馬
テストすごく難しかったけど
悠馬
せっかくこっちに戻って来るなら、
悠馬
日菜と同じ高校にしたかったから
日菜
ちょっと!
日菜
勘違いするからやめて!そういう言い方!
日菜
恋人みたいだよ(^o^;)
悠馬
俺は、日菜とそうなりたい
悠馬
俺と、恋人になって下さい
日菜
え!?何いきなり
日菜
嘘だよね
悠馬
本当だよ。信じられないなら明日直接言うから
日菜
え〜…
悠馬
もしかして
悠馬
嫌、だったりする?
日菜
嫌なわけないよ
日菜
昔から悠馬君のこと、多分好きだったし
悠馬
え、マジ?
悠馬
超嬉しい
日菜
でも、いきなり恋人になるなんて
日菜
考えたこともなかったから
日菜
緊張しちゃって(^o^;)変な汗出てる〜!お風呂入ったばっかりなのに!
悠馬
俺も汗だく!笑
日菜
明日放課後会おうね!
悠馬
おう。また明日。おやすみ、日菜
悠馬
大好きだよ