柏
始ノ巻_2『四番隊』
柏
どうぞ。
柏
新たに、四番隊に配属されました。柏です。
今日は、初めての顔合わせ。
僕が配属されたのは、刀者四番隊。
そして、目の前には
金木犀の様な長髪を軽く巻いた女性と 桃色の髪をした小柄な女性がいる。
菊
こんにちはぁ~♡私が、四番隊隊長の菊です♡
菊
菊ねぇで好いわよ
寧
おなじく、"よんばんたいふくたいちょう"の"ねね"なのです。
寧
これから、"なかよく"しましょうねぇ?
なんだろう。凄く、変わった人。
柏
あの、三番隊の方々って……
菊
言わないで頂戴。
菊
それ以上喋ると貴男を殴ってしまうわ。
寧
"おきくたいちょう"にとって、そのことばは、"じらい"なのです
柏
仲、悪いんですか?
寧
"ずけずけ"くるかたなんですね~
菊
寧ちゃん?!
寧
"なんでしょうか?"
菊
その話は、もうやめにしてちょうだい。腸が煮え返りそうなの!
寧
"かしこまりましたぁ"
ぁ、仲悪いんだ。
寧
"かしわさん"、"おしごと"の"説明"にうつりますねぇ?
柏
はい
菊
私達四番隊と三番隊は、協同で此処、夢幻郷にいる妖怪達を管理しなきゃいけないの
菊
彼方側…そうねぇ、此処だと人間界とでも言うのかしら。
菊
その人間界に出向いて悪さをする妖怪がいないか、
菊
バランスを保てているか、
菊
そういった仕事を此処では行っているわ。
バランス?
柏
バランスって、どういうことですか?
菊
バランスについて?
菊
そうねぇ……
菊
私達が元々居たのは、人間界。
そして、三番隊四番隊の総管理部署が在るのが、夢幻郷の大都市というのかしら?。
そして、三番隊四番隊の総管理部署が在るのが、夢幻郷の大都市というのかしら?。
菊
遊覧街(ユウランガイ)よ…
菊
そして、夢幻郷の奥深くに在るのが、妖深。
菊
妖深って、言うのは冥府と夢幻郷、人間界を繋ぐドアみたいな物らしいの。
菊
簡単に言えば、此処は、死んだ人間たちの休憩所?みたいな場所よ。
柏
なる程?
菊
それにね、偶にあるんだけど
菊
悪霊とか、自縛霊とかが冥府に呼ばれて?無理矢理夢幻郷に引っ張られて、大暴れしたりするのよ。
菊
そう言った事があると、人間界にも影響がでたりするの。
柏
と、いいますと?
菊
これは、私が聞いた話だからほんとかどうか定かでは無いのだけれどね?
菊
自縛霊が無理矢理引きずり込まれて来て、大暴れしたせいで、縛られていた場所で多くの怪我人がでたらしいの。
寧
そのせいで、"しにん"もでたらしのです
柏
それは、、迷惑ですね。
菊
でしょぉ~♡?
菊
だからぁ、クソ隊と協同で行えって指示があったの。
柏
なる程。
菊
仕事の話は、これで以上よ。
菊
後は、軽く見回りでも行ってらっしゃい。
柏
え、案内とかって無いんですか?
菊
逆に、あると思ってたわけ?
菊
あるわけ無いでしょ?
菊
寧ぇ~!地図♪
寧
どうぞ"ちず"です。
柏
どっ、どうも。
柏
大分、ボロいな……
菊
古いのは、仕方がないでしょ。
菊
それじゃあ、よろしくぅ~
寧
あ、そうそう。
寧
"しゅじゅうし"には、きをつけてくださいね?
しゅじゅうし?
菊
バイバァ~イ♡
柏
!
呪紙?!
強制退場かよ!!!!!!!!!!!!
ふざけんなぁ!!!!!!!!!!!!