ある、突然雨が降った日
私(俺)は傘を持っていなくて…
喫茶店にでも雨宿りしに行こうと思った
貴方
あーっ…
貴方
やばい…
貴方
びしょびしょだ…
店長
こんにちわ
貴方
!…こんにちわ…
店長
あ、ここの店長ですよ
店長
突然雨が降ってここに来たんでしょう?
店長
中に入って大丈夫ですよ
貴方
……ありがとうございます…
やけに優しい店長と名乗る男に出会った
少し怪しんだものの
ここで断ったらまた濡れると思い
仕方なく店に入ることにした
夢でも見ているのだろうか
自分は水中に居る
店長
ご安心ください
店長
そう見えるだけですから
そして目の前の木の隣に
本が積み上がっていた
貴方
この本は…
店長
日記です
貴方
日記…?
店長
誰が書いたのか分からない
店長
なにを思い。
店長
思いこの後どうなったのかも分からない
店長
そんな日記です
貴方
……。
店長
ここの店は
店長
誰かの日記を取り扱っております
店長
誰かの日記店です
店長
ここは店ではありますが
店長
お代はいりません
店長
自由に誰かが誰かの日記を見る
店長
そんな店です
貴方
……はぁ…。
店長
木に腰をかけて日記をお楽しみください
貴方
え…?ちょ…!
後ろを振り返るが
店長と名乗る男は居なくなっていた
貴方
!!……。
何故か怖いという思いはどんどん
少しの好奇心に変わっていった
貴方
少しだけ…なら…いいよね…
気づけば日記を開いていた。