一か八か
運に任せて行動に移すこと。 勝つか負けるかは天が決める。
銀行強盗は握っている銃をコウスケに向けた。
銀行強盗犯
銀行強盗犯
コウスケ
コウスケ
コウスケは必死に笑える話を思い出そうとしたが、何も思いつかない。
銀行強盗犯
銀行強盗犯
銀行強盗犯
死へのカウントダウン。 コウスケはすぐに察知した。
銀行強盗犯
銀行強盗犯
コウスケ
コウスケ
気がついたら、そう答えていた。 コウスケは、自分の性的嗜好について話すことにした。
銀行強盗犯
コウスケ
コウスケ
コウスケ
コウスケ
コウスケ
コウスケ
コウスケ
銀行強盗犯
銀行強盗犯
銀行強盗は、コウスケの特殊な性的嗜好に関心を示す。
銀行強盗犯
コウスケ
コウスケ
コウスケ
銀行強盗犯
銀行強盗犯
──大きなカバンを2つ抱えた銀行員が銀行強盗の近くにやってきた。
銀行員
人質はみな、これで解放されると思った。だが、そうはいかなかった。
銀行強盗犯
銀行強盗犯
銀行強盗犯
銀行員
銀行強盗犯
銀行強盗犯
銀行強盗は回転式の銃から弾を数発取り除き、シリンダーを回した。
銀行強盗犯
銀行強盗犯
銀行強盗犯
銀行強盗犯
銀行強盗犯
銃を持っている者からの提案にノーとは答えられない。
コウスケ
銀行強盗犯
銀行強盗は銃をコウスケの頭部に向けて、間髪入れずに引き金を引く。
空撃ち──。
銀行強盗犯
銀行強盗犯
銃を手渡す。 コウスケは初めて本物の銃に触れる。 想像以上にずしりと重い。
銀行強盗犯
銀行強盗犯
銃口をこめかみに押しつける。 死に対する恐怖心はない。 だが銀行強盗の勝手な行動により、思わぬ形で死ぬことになるのは納得がいかない。
銀行強盗犯
銀行強盗犯
楽しそうにコウスケを煽る銀行強盗。 コウスケの心の内には、苛立ちが芽生え始めていた。
コウスケ
コウスケ
コウスケ
コウスケ
コウスケ
銀行強盗犯
銀行強盗犯
銀行強盗犯
銀行強盗犯
銀行強盗はコウスケの方に近づいてきた。
コウスケ
コウスケは銃を銀行強盗に向け、引き金を引いた。
──破裂音。
銀行強盗は大の字になって倒れている。ガイコツのマスクには1つの穴が開き、そこから血が流れ出ていた。
コウスケ
銀行員
銀行員
銀行員
コウスケ
人質の女性
人質の男
コウスケ
コウスケ
コウスケは銀行を後にした。 誰も彼を引き止めなかった。
銀行で殺人が行われていたと思えないほど晴れ晴れとした天気。 コウスケは目的地も決めないまま歩き続けた。
コウスケ
コウスケ
コウスケ
徐にコウスケは携帯電話の電源を入れる。
コウスケ
コウスケ
コウスケ
──ヒヤマ部長から電話がかかってきた。
コウスケ
コウスケ
コウスケ
ヒヤマ部長
ヒヤマ部長
ヒヤマ部長
ヒヤマ部長
ヒヤマ部長
コウスケ
ヒヤマ部長
コウスケ
ヒヤマ部長
ヒヤマ部長
ヒヤマ部長
コウスケ
ヒヤマ部長
コウスケ
コウスケ
ヒヤマ部長
ヒヤマ部長
コウスケ
コウスケ
終
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