実話怪談集
「誰かから聞いた」「どこかで読んだ」
――そんな出所の曖昧な怪談は、この作品にはありません。
語られるのは、
私自身が体験したこと。
家族や友人、知人から直接聞いたこと。
面識はなくとも、誰の身に起きたのかがはっきりしている話。
それだけです。
なかでも多いのが、霊感が強すぎる友人・坂本の体験談と、彼と行動をともにしたことで私自身も巻き込まれた出来事です。
特別な場所ではなく、家、学校、職場、旅先――。
ごく普通の日常のすぐ隣で起きた、説明のつかない出来事。
これは、身近な人々が実際に経験した「実話怪談」の記録です。