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永遠に日曜日

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永遠に日曜日

1 - 永遠に日曜日

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2020年05月23日

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栗原

ふぁぁ

朝、俺は慣れた手つきでデジタル式の時計を掴み見る

栗原

・・・

蛍光板に映るのは■月■日 "日曜日"

栗原

またか

また、まただ

俺は何度、日曜日を繰り返せばいいのか

栗原

どんなファンタジーだよ

無限ループとでもいうのか

俺はもう数十回 日曜日を繰り返している

栗原

いっそ死んだら終わるのかな

栗原

なんて

出来もしないことを呟く

栗原

スマホも一応確認するか

スマホの画面も同じく■月■日 "日曜日"

栗原

やっぱり日曜日だ

無慈悲に映る日曜日

栗原

どうしたものか

俺がため息を吐くと机の上がキラッと光った気がした

栗原

うん?

栗原

何だ?

見てみるとそこには お高そうな銀の懐中時計があった

栗原

あれ?こんなもの買ったか?

蓋を開けて時計を見ると動いていない

栗原

壊れてるのか

時計には桜や海、木葉や雪などの模様が描かれており 高級そうな雰囲気を醸し出している

栗原

勿体ないな

これで壊れてさえいなければ... そう思いながら懐中時計をまた机の上におく

栗原

でも、本当にこの時計どこで買ったんだろう

記憶がないことに疑問を抱くも まぁいいかと済ませる

栗原

そういえば

栗原

今日ってクリスマスだよな

大きなイベントを思い出す

栗原

ホワイトクリスマスには、ならなそうだな

窓越しに見える快晴の空模様を見て思う

栗原

とりあえずケーキを買いにいくか

栗原

はぁ

栗原

いつになったら終わるんだか

憂鬱な気分で歩を進める

 

だから!何で桜が咲いてるんですか!?

 

そりゃあ今は7月だろ?

 

花見の時期にぴったりだ

 

だから!何で7月なんですか!?

 

今は10月ですよ!?

男二人が騒いでるのを見かける

栗原

何だ?喧嘩か?

俺は二人のもとへ駆け寄る

栗原

どうしたんですか?

 

いや、聞いてくれよ

 

この男が変なことを言い出してさ

 

変なんかじゃありません!

 

そこの貴方!今は何月ですか?

栗原

何って日曜日だろ?

 

は?

 

私は何月かを聞いているのですが?

栗原

何月って?今日は日曜日じゃないか?

 

・・・

 

話しが通じません

 

もういいです...どっか行ってください

そう言い男は俺の体を押す

栗原

うおっと!

栗原

一体、何なんだよ

栗原

・・・

栗原

まぁいいか、ケーキを買わなきゃ

俺は当初の目的を思いだしケーキ屋へと向かう

栗原

・・・

黙々と歩いていると

魔法具販売店 ←こちら

栗原

何だこれ?

こんなところにお店なんてあったか

普通なら素通りするはずだが

何故か俺の体は怪しげな店へと向かっていた

栗原

え!?

唐突な出来事に理解できないまま 俺は怪しげな店へと入っていく

カラン       コロン

店員?

いらっしゃい

栗原

ど、どうも

店員?

おや、あんたかい?

店員?

この前はあの時計を買ってくれたけど

店員?

今度も何かを買ってくれるのかい?

栗原

え!?

このおばさんは今、何て言った?

栗原

あの時計を知ってるんですか!?

店員?

知ってるも何も、私が売ってたからね

店員?

というか、あんたが買ったんだろう?

栗原

お、俺が、買った?

栗原

冗談はやめてください

栗原

俺はあんな懐中時計を買った覚えはありません

店員?

何?

店員?

・・・

店員?

もしかして、あんた

店員?

あの時計を壊したのかい?

栗原

え?

栗原

壊したっていうか、壊れてたんですよ?

店員?

...はぁ

店員?

あの時計は間違いなく
あんたが買ったものだ

店員?

そしてあんたはそれを壊した

店員?

あんた今、何か時間に関して
困っていることがあるんじゃないか?

栗原

!?

店員?

図星みたいだね

栗原

実は、

俺はこのおばさんに全てを話した

店員?

なるほどね

栗原

結局、この状況は何なんですか?

俺は尋ねる

それにおばさんはこう答えた

店員?

あの時計は
時間を固定させる力を持っていたんだよ

栗原

は?

意味が分からない

店員?

冗談じゃないぞ

店員?

そして多分だが
お前は固定中にそれを壊したんだろう

店員?

その結果、時間の認識は狂い
この暖かい時期にクリスマスなんてことが起きた

店員?

まぁ、私は大丈夫だがな

店員?

となると...

店員?

今の時期は大体■月頃だな

頭に鈍い痛みがくる

栗原

っ!?

店員?

どうした?

栗原

いえ、あの

栗原

もう一回いってくれませんか?

店員?

店員?

今の時期は大体■月頃だな

痛みはもっと強くなる

栗原

ぐっ!!

栗原

ぁあがっ!!?

店員?

ちょっと、大丈夫かい!

栗原

・・・

栗原

えっと...

栗原

分からないんです...

店員?

え?

栗原

聞きたいんですが

栗原

今日は日曜日ですよね?

店員?

・・・

おばさんはスマホを見る

店員?

今日は●■▼●◆■

栗原

!?!?

栗原

ぁあ゛が゛ぐ!?

痛、い

鈍、い痛み、が

俺を、襲って

いし、き、ぁが

栗原

う、うーん

栗原

は!?

知らない天井だ

横を見ればあのおばさんがいた

店員?

あ、起きたかい

栗原

えっと、すみません

店員?

いいんだよ

栗原

えっと、さっきまでの記憶がないんですけど...

確か、聞きたいことがあったはずだ

栗原

今日は日曜日ですよね?

店員?

..ああ、今日は日曜日だよ

答えはやっぱり、日曜日

ああ

俺はいつになったら このループから脱出できるんだ?

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