栗原
朝、俺は慣れた手つきでデジタル式の時計を掴み見る
栗原
蛍光板に映るのは■月■日 "日曜日"
栗原
また、まただ
俺は何度、日曜日を繰り返せばいいのか
栗原
無限ループとでもいうのか
俺はもう数十回 日曜日を繰り返している
栗原
栗原
出来もしないことを呟く
栗原
スマホの画面も同じく■月■日 "日曜日"
栗原
無慈悲に映る日曜日
栗原
俺がため息を吐くと机の上がキラッと光った気がした
栗原
栗原
見てみるとそこには お高そうな銀の懐中時計があった
栗原
蓋を開けて時計を見ると動いていない
栗原
時計には桜や海、木葉や雪などの模様が描かれており 高級そうな雰囲気を醸し出している
栗原
これで壊れてさえいなければ... そう思いながら懐中時計をまた机の上におく
栗原
記憶がないことに疑問を抱くも まぁいいかと済ませる
栗原
栗原
大きなイベントを思い出す
栗原
窓越しに見える快晴の空模様を見て思う
栗原
栗原
栗原
憂鬱な気分で歩を進める
男二人が騒いでるのを見かける
栗原
俺は二人のもとへ駆け寄る
栗原
栗原
栗原
そう言い男は俺の体を押す
栗原
栗原
栗原
栗原
俺は当初の目的を思いだしケーキ屋へと向かう
栗原
黙々と歩いていると
魔法具販売店 ←こちら
栗原
こんなところにお店なんてあったか
普通なら素通りするはずだが
何故か俺の体は怪しげな店へと向かっていた
栗原
唐突な出来事に理解できないまま 俺は怪しげな店へと入っていく
カラン コロン
店員?
栗原
店員?
店員?
店員?
栗原
このおばさんは今、何て言った?
栗原
店員?
店員?
栗原
栗原
栗原
店員?
店員?
店員?
店員?
栗原
栗原
店員?
店員?
店員?
店員?
栗原
店員?
栗原
俺はこのおばさんに全てを話した
店員?
栗原
俺は尋ねる
それにおばさんはこう答えた
店員?
栗原
意味が分からない
店員?
店員?
店員?
店員?
店員?
店員?
頭に鈍い痛みがくる
栗原
店員?
栗原
栗原
店員?
店員?
痛みはもっと強くなる
栗原
栗原
店員?
栗原
栗原
栗原
店員?
栗原
栗原
店員?
おばさんはスマホを見る
店員?
栗原
栗原
痛、い
鈍、い痛み、が
俺を、襲って
いし、き、ぁが
栗原
栗原
知らない天井だ
横を見ればあのおばさんがいた
店員?
栗原
店員?
栗原
確か、聞きたいことがあったはずだ
栗原
店員?
答えはやっぱり、日曜日
ああ
俺はいつになったら このループから脱出できるんだ?
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