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4件
読了しました。第14話、夏樹の日常と内面の両方がぎゅっと詰まっていて、すごく好きな回でした。 まずラーメン屋の店主との掛け合い、ああいう他愛ないけどシリアスに流れすぎない会話が作品に温かみを与えてますね。チェインレターの話題で「メディアはメディアだ」と切り返す夏樹のクールさ、一方で店主には「汁なし担々麺が一番好き」なんてさらっと言えちゃう距離感が魅力的。 そして後半のピアノシーン。ツィゴイネルワイゼンを暴力的に弾く描写、感情のぶつけ方が生々しくて鳥肌が立ちました。「楽しいか?お前は楽しいんだ」という独白、チェインレターに自分自身を重ねているようで怖い。最後の「彼女の仕業?」という疑惑も、たった一文字の“S”からどう広がっていくのか……続きが気になりすぎます。 設定の核に関わる部分がじわじわ見えてきて、まさに「オモシロくなってきた」ところですね。次話も楽しみにしています!
重田💋(omoda)
457
#タグ?それならついさっきサイモンと一緒にたべたよ?
白嵐
17
402
#ホラー
天音ろっく
245
扉を開けると
ドアの上に設られたベルが揺れる
店主
夏樹
夏樹はカウンターに腰掛けると
頬杖をついて水が来るのを待った
店主
夏樹
店主
店主
店主
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
店主
店主
夏樹
店主
店主
店主
夏樹
夏樹
店主
夏樹
夏樹
店主
店主
夏樹
店主
三角巾を被った店主は
伝票にささっと注文内容を書き込むと
ぐらぐらと煮立った鍋の中に麺を入れた
夏樹
夏樹
店主
夏樹
店主
夏樹
夏樹
夏樹
店主
夏樹
夏樹は店員が差し出した水を受け取り
コップ半分を一気に飲んだ
店主
夏樹
店主
店主
夏樹
夏樹
店主
店主
店主
店主
店主
夏樹
店主
店主
店主
店主
夏樹
店主
店主
店主は麺を入れたザルを引きあげて
水気をぱっぱと切る
楕円形の皿に盛り付けて
トッピングを施していく
店主
店主
夏樹
夏樹
店主
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
店主
店主
店主
店主
夏樹
店主
店主
夏樹は硬い表情を崩して
一度ウインクを投げかけた
湯気を立てる汁なし担々麺の
唐辛子と花椒の香りが鼻をつく
目の前に料理を置いた夏樹は
早速卵を崩して勢いよくかき混ぜた
夏樹はテレビの電源を切る
シーシャを取り出し
大きく吸って
煙をくゆらせる
夏樹
夏樹
壁に沿って置かれているピアノの蓋を開けて
鍵盤を眺めながら
シーシャを一本吸い切るまで
じっくり味わった
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹はシーシャを机に放り
アップライトピアノの椅子に腰掛けた
両手を鍵盤の上に軽く乗せ
フォルテで和音を奏でた
右手で主旋律を
左手でトレモロを
力強く鳴らす
サラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」の
ピアノ編曲版だった
夏樹はピアノに思いを乗せるのではなく
ピアノに暴力的な感情をぶつけるようにして
鋭い音色で 過剰なアクセントをつけた
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
モデラートからレントに移って
しばらくしてから
夏樹の指が止まる
夏樹
夏樹
ピアノから立つと
机の上にA4のコピー用紙を広げて
シャープペンシルを手にする
円をひとつ描く
そこから5本の線を引いて
その末端にまた円を描いていく
最初に描いた円に
「S」と書き入れ
その文字に目を凝らす
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
言いながら夏樹は追加で円を描く
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹