STORY19
夜のターン 30分前
ドク、、
ドク、、
ドク、、
ドク、
ドク、
ドクドクドク
ドクドクドク
ドクドクドク
タケル
ドクドクドク
ドクドクドク
シュウ
ドクドクドク
ドクドクドク
アキト
ドクドクドク
ドクドクドク
カズハ
ドクドクドク
ドクドクドク
マキノ
ドクドクドク
ドクドクドク
ジュリ
夜のターンまで20分
15分
10分
5分
その時間、それぞれ思いや少し心が和むような話をする。
カズハやマキノは、自分の好きな男性のタイプと言った何気ない恋愛の会話
アキトやシュウにタケルは、今の時間を大切にし記憶に焼き付け絆を交した。
ジュリは、体育館の天井を眺めている。
夜のターンまで………。
【夜のターン】
視界が真っ暗になり何も見えなくなる。
何かが天井から落ちたかのような大きな音がした。
カズハ
タケル
そして、灯火が体育館の中を指すとパッと突然明かりがついた。
シュウ
マキノ
六人の視界に移るのはステージの下に50は超えるであろう猿人の機械獣だ。
その姿はまるで人間のようである。
アキト
アキトが指さしたのは、ステージの奥にさっきまでは何も無かった筈の大きな扉だ。
ジュリ
ジュリが扉に触れて押したり引いたりする。だが、扉は重くビクともしない。
シュウが代わって押したり引いたがそれもビクともしなかった。
マキノ
そうしている間に猿人の機械獣はステージに群がろうとしている。
シュウ
カズハ
タケル
ジュリ
だが、その時間の余裕はない。
元々、脱出スポットから脱出させようという気なんて……なかったのだ。
マキノ
マキノが体育館のステージから飛び降りて猿人の機械獣の群れの中を走り抜けようとした。
すると、猿人の機械獣達はマキノをロックオンしてマキノを囲うようにして群がっていく。
タケル
シュウ
タケル
シュウ
タケル
シュウ
シュウ
タケル
ジュリ
ジュリがタケルの言葉に納得する。
ジュリ
タケル
アキト
アキトは天井を指さした。
そこには、
【生贄を捧げよ】
という言葉が赤い文字で書かれている。
ジュリ
カズハ
シュウ
タケル
カズハ
ジュリ
タケル
ジュリ
ジュリがパソコンへと向かおうとした時、
ついに起きてしまった。
【きゃぁァァァ!!!】
マキノの悲鳴だ。
マキノ
マキノが体育館の入口寸前の所で完全に包囲されている。
一体の機械獣に脚を掴まれて引きずり込まれていた。
他の機械獣は、まるでサイコパスな感情を持った人間かのように笑っているようにも見える。
【人間で遊んでいる?】
かのようだった。
シュウ
タケル
シュウとタケルは躊躇なくステージから飛び降りた。
すると、その音に敏感に反応した猿人の機械獣達の数体はタケルとシュウをロックオンし、
のそり、
のそり、
のそり、
とゆっくりと距離を詰めていく。
アキト
シュウ
アキト
アキトも飛び降りようとしたがシュウが背を向けたままそう言った。
その言葉によりアキトは、飛び降りることに躊躇するようになる。
カズハ
隣には明らかに怯えているカズハがいた。
マキノ
【あぎゃあぁぁぁぁ!】
タケル
シュウ
脚を人間の力を遥かに超える腕力で強引に引きさかれるマキノ、その悲鳴は残虐差を感じさせた。
タケルにシュウは、その人間離れした力を持つ機械獣にだんだんと端へ端へと追い込まれていく、間をくぐり抜けることは困難であった。
次第に次第にタケルとシュウとの距離は三十センチにも近づいた。
マキノ
マキノは、完全に機械に遊ばれていた。
すぐには殺さない。
痛みで苦しんでいるところを機械が楽しんでいる。
マキノ
痛い、痛い
痛いよ…。
痛い
痛い
痛い
痛い…痛い
痛い…よ。
そして、ショックのままに息を引き取った。
ガツン
ガツン
ガツン!
タケル
シュウ
そして、遂には逃げる希望すら無い状態に追い込まれるタケルとシュウ
絶体絶命だ。
と、思えたその時…
アキト
カズハ
アキトとカズハがステージに降り、タケルとシュウを追い込む機械獣をおびき寄せた。
だが、、
タケル
シュウ
タケルとシュウに近寄る機械獣に夢中になりマキノを虐殺した機械獣に注意を怠り、その距離は手を伸ばせば捕まりそうな程に縮まっていた。
カズハ
アキト
カズハは、右腕を機械獣に掴まれアキトがカズハの左腕を掴もうとした時にはもう機械獣の群れの中へと吸い込まれるようであった。
アキトは、現実を逃避するかのようにカズハを救い出す事を苦しみ断念し左方向へ走り出す。
そして、右へとカーブを描いた。
現在左方向にはタケル達を追い込もうとしていた機械獣が
左手には、カズハを殺そうとしている機械獣
目の前を直進すれば体育館の出口とバラバラにされたマキノの死体が見える。
そこにも機械獣が数体…だが、生憎動きはそこまで早くない機械獣なら突破する事も可能に思えたが目的は脱出スポットが解放されるまで時間を稼ぐこと、、出る選択肢はない。
タケル
シュウ
アキト
三人で機械獣を分散すれば逃げきれないこともない。
ここからが正念場だ。
【イヤァァァァッ!】
だが、、カズハのその痛みに苦しみもがくその悲惨な声が三人、いやジュリを含め四人の心を痛感させた。
カズハ
マキノ 死亡
カズハ 虐殺中
残り 5人
コメント
2件
え、機械獣無理( ˙-˙ ) うは…なんか、レベルアップした感じで…やばい…(?) 続き待ってます!