小夏
ふぅー、メイク直せた。
小夏
ん?これは…サイコロ?なんでこんな所に。
洗面台に、サイコロが一つ置かれていた。 サイコロは、普通の小さめなサイコロだった。 近くには紙がある。
小夏
なんだ、この紙は。
紙を手に取り、内容を読んだ。 だが内容は_
「サイコロを振って奇数だったらあなたが死ぬ サイコロを振って偶数だったらその数の分あなたの大切な人が死ぬ」
小夏
っ、何これ!ただのイタズラでしょ、悪趣味ね。
小夏
こういうのは放っておきましょ。
そうして小夏は、サイコロと紙を洗面台に置いた。 本当に悪趣味だわ、と言いながら乱暴に。
小夏
さてと、仕事に戻るか〜
小夏
あともうちょっとで終わるし!
そうして、小夏はトイレの外に出て行った。
出目…1
夜、小夏の仕事も終わり小夏は帰っていた。 辺りは眩しいネオンで照らされ、人々はガヤガヤと賑わっている。
小夏
はぁー、今日も疲れた。
小夏
明日は重要な会議があるし、おっくうだなぁ…。
明日の会議が終わったら、一杯飲もう。 そう思った矢先。
男性
危ない!!
小夏
へ?
気付くと、横には猛スピードで突っ込んでくる車。
小夏
あ
小夏
まさかあのサイコロ
バン、と大きな鈍い音がした。 人々の悲鳴が響く。
女性
キャーーーーーー!!
男性2
誰か救急車!救急車呼んで!
だが、ある女性が一つのことに気づく。
女性2
え、何これ…
女性の視線の先には、小夏の変わり果てた姿があった。 しかしそこではないのだ。
女性2
サイコロ?
小夏の周りに一つ、サイコロが落ちていた。
作者天宮
ほい、今回短くてすみません!
作者天宮
今度からまた真面目にやります。
作者天宮
以上、ではまた。