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キーン……コーン…… カーン……コーン……
先生
蓮
先生
蓮
陽斗
先生
えーーーーー!?
クラスメイトA
クラスメイトB
先生
先生
先生
クラスメイトB
花
蓮
炎城寺大
「体育祭の種目決め をする!!」
クラスメイトA
クラスメイトB
放課後の教室
体育祭が近いので、種目決め することになった
机が前に寄せられ、 黒板には大きく 「体育祭 種目決め」と書かれた
花
花
蓮
花
蓮
蓮
蓮
蓮
蓮
蓮
蓮
花
炎城寺大
炎城寺大
クラスメイトA
種目決めを始めようとした時、 突然声が上がった
クラスメイトA
クラスメイトB
クラスメイトB
クラスメイトB
炎城寺君は眉一つ動かさない
炎城寺大
クラスメイトB
炎城寺大
教室がざわつく
蓮
炎城寺大
淡々と名前が呼ばれていく
クラスメイトC
クラスメイトD
教室が騒然とし、 ブーイングが一斉に飛ぶ
私は思わず蓮を見た
花
蓮は肩をすくめ、 小声で答えた
蓮
蓮
蓮
蓮
言葉を切った、その時
炎城寺大
炎城寺君の声が 教室に響き渡った
そして黒板の横に置いていた ファイルを持ち上げる
炎城寺大
炎城寺君は机の上に、 ばさっと資料を広げた
クラスメイトA
そこには、びっしりとメモが 書き込まれていた
短距離が速い、持久力あり 瞬発力は低いが力が強い、 協調性あり、スタートが苦手…
一人一人の名前の横に、 細かい特徴が記されていた
クラスメイトB
クラスメイトC
炎城寺君は腕を組み、淡々と 喋り出した
炎城寺大
クラスメイトD
炎城寺大
炎城寺大
蓮
私は、もう一度資料を見る
大ブーイングだったけど
誰よりも厳しくて、 誰よりも不器用で、 誰よりも真面目なリーダー
炎城寺君は炎城寺君で みんなのこと考えてるのだと、 自然に伝わってきた
花
花
炎城寺大
「ありませーん」
熱血男子は資料をめくり、 最後のページを開いた
炎城寺大
教室は一気にざわつく
炎城寺大
炎城寺大
「白崎!!」
蓮
「瀬戸!!」
陽斗
炎城寺大
「花園!!」
花
一瞬時が止まった
蓮
花
花
花
炎城寺大
炎城寺大
炎城寺大
花
「えぇええええ!!?」
クラス全員が一斉に声を出した
クラスメイトA
クラスメイトB
クラスメイトC
クラスメイトD
花
花
炎城寺大
炎城寺大
炎城寺君はそう言って、 また資料を掲げる
炎城寺大
炎城寺大
みんなは私の体力テストの 結果に注目する
50m走とシャトルラン
そこに並ぶ記録は、 クラス内でも群を抜いていた
クラスメイトA
クラスメイトB
クラスメイトC
クラスメイトD
蓮
蓮
炎城寺大
炎城寺大
炎城寺大
「アンカー向きだ」
私は言葉を失った
陽斗
蓮
クラスのみんなは一斉に 私を見る
リレーのアンカー
このクラスの勝敗が 私に任されたのだ
怖い……けど
逃げたくなかった
花
花
炎城寺大
その日の夜
夕飯の食卓に、湯気が立ちのぼり
箸の音と、テレビの小さな ニュース音が聞こえてくる
母
母
花
母
母
父も新聞を畳みながら聞く
私は一瞬、迷ってから答えた
花
花
母
母
花
花
その言葉が出た瞬間
母は持っていた 菜箸を落とした
母
父
2人の声が重なった
母
父
花
花
花
母
花
花
花
「頑張りたい」
その言葉に、父は頷く
父
父
母
胸の奥が、じんわり温かくなる のを感じた
花
今まで 「無理しなくていい」 「怖かったらやめていい」
そう言われることの方が多かった
でも今は──
応えたい
そう、思えた
花
花
小さく言うと、母は優しく笑った
母
母
花
私は、強く頷いた
翌日から
体育の時間は、体育祭の 練習が設けられ
みんなはひたすらに練習した
校庭では、 あちこちで笛の音が鳴り、 みんなはそれぞれの種目に 分かれて練習している
蓮
蓮
「白崎君みてー!!」
蓮
蓮
丸山元
丸山元
蓮
炎城寺大
炎城寺大
炎城寺大
炎城寺大
炎城寺大
炎城寺大
陽斗
炎城寺大
蓮
炎城寺君は自分で笛を鳴らす前に走り出した
蓮
陽斗
花
花
私はつい口を滑らした
2人は私を見ると
陽斗
蓮
2人は同時に笑い出した
花
次に瀬戸君がバトンをもらい走る
軽やかで、余裕のある走り
私にはわからないけど、おそらく当日は、観客席にいる女性たちの 視線が集まるだろう
陽斗
バトンは白崎君へ
白崎君は表情を変えず、 一定のリズムで走り抜ける
そして──
蓮
白崎君が私にバトンを差し出す
私は反射的に手を引っ込めてしまいそうになるけど
私はそれを抑えて、 バトンを受け取った
練習だから大丈夫
そう言い聞かせて、足を踏み出す
風が頬を切り、 地面の感触が足裏に伝わる
体は、ちゃんと動いている
ゴールラインを越えると、 炎城寺君が腕を上げた
炎城寺大
陽斗
花
蓮
陽斗
そうだ、 本番にならないとわからない
一気に不安が押し寄せる
陽斗
炎城寺大
蓮
花
花