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55 - 君の命が欲しい

♥

170

2023年08月31日

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「夏も終わるんだから、海にでも行かない?」

いつも通り適当に「はいはい」と返事をしていたはずだ

なのに、なぜ今海にいるんだろうか?

本当なら家に帰っているはずなのに

「いいね、涼しくて」

なんて笑う君を見たら

……なんか、全部どうでも良くなって

「ね、このままさ」

「心中とかどう?」

なんて提案をされて目が覚めた

思わず君を見つめる

感情が抜け落ちた顔に月の光が合わさって

とても、儚く綺麗だった

「な〜んてうそうそ!」

「ほら、帰ろ?」

なんて言う君の腕を掴んで

海まで戻した

「えっ!?ちょ!?」

なんて言う君も置いてきて

海に入っていく

「ちょっ!?本当になにしてるの!」

なんて言われて手を離された

「だって、心中したいんでしょ?」

「いいよ、してあげる」

なんて真顔で真剣に言っていたのに

君は急に笑い出した

「あっははははっ!!真面目くんだねぇ…」

「……でも、ありがと」

今度は彼女が手を繋いできた

そのまま、何も言わず海の中に入っていく

「…月が、綺麗だね」

返事は、しなかった

この返事は、今するべきじゃない気がした

また、会えた時にでも話そうかなって

そう思って、黙ってた

この作品はいかがでしたか?

170

コメント

3

ユーザー

心中に誘われた時はただ君を見つめるだけだったのに君が引き返そうとした瞬間、腕を掴んで海に戻ろうとしたのめちゃくちゃ好き🫶🫶 そして最後の「月が綺麗だね」という言葉に対しては何も言わずに次会うまでのお楽しみにしてるのがまたどこかで必ず会える、って断言してるようで素敵だな、って思った💭

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