/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
｢前｣のはなし。
あなたが知る｢前｣のはなし。
私は、今よりずっと弱くて。
周りの影響を、受けすぎてしまう人間だった。
忘れもしない、
小学校低学年の時。
大好きな友達がいた。
けれど、少し、ほんのちょっとだけ、
口が悪かったんだ。
それだけなのに、
それは私に向けられたものでは決してなかったのに。
塵となって、胃に溜まって。
ついには、吐いてしまった。
それから。
何を食べても、
何を飲んでも、
ノンシュガーの飴を口に入れた途端、
吐いて、吐いて、吐いて。
死んだ方がマシだと思った。
身体が生きるのを拒否していたみたいだったんだ。
袋を抱えて、病院に行って、
点滴を打ってもらった。
初めて、ちゃんと眠れる気がした。
友達にも、先生にも相談した。
弱いままの私を皆、受け入れてくれた。
それから、
色々、消えてしまいたいことがあったけれど、
私は今、生きている。
過去の私が、頑張ってくれたから。
あなたの知らない未来を、
私は今、生きている。
きっと、これからも、
大きな音や、怒鳴り声は嫌いだけど。
未来のあなたが、
どうか笑ってくれていますように。
コメント
1件
何も食べずにいると、出てくるのは無色透明な液体じゃなくて、黄色い液体でした。 人体から出てくるとは思えないほどだった。
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ