テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

古い館:初

一覧ページ

「古い館:初」のメインビジュアル

古い館:初

1 - 1章【貴女の夜明け】

2024年12月22日

シェアするシェアする
報告する

○○市○○区域のとある一軒家

夜9時

この家にはただ一人、暮らしている女の子がおりました

彼女の名前はRuria、16歳の女の子で○○高校に通っている高校一年生

今両親はとある″理由″でRuriaと別居している。

そんな少女の不思議で不気味な物語

【二階Ruriaの寝室】

気持ち良くベッドの中で熟睡しているRuria

Ruria

…スウ……

すると…

Ruria

………んぅ……?

何かの気配を感じとり起きてしまうRuria

Ruria

…誰かいるの?

Ruriaは周りを見渡すが部屋には自分以外誰もいない

Ruria

………いるわけないわよね。

Ruria

だって私以外に家には誰もいないんだし……

Ruria

……まったく、驚かさないでよ。

Ruriaはふと安心し、また眠りに着こうとした

しかしその瞬間

(パリンッ!!)

一階のリビングの方からガラスが割れる音がした

Ruria

…な、何!?

Ruriaはガラスの割れる音に反応し、驚いた様子でベッドから立ち上がる

Ruria

…まさかあの気配…勘違いじゃなかったのね。

Ruria

…一階のリビングからよね。

Ruria

ちょっと階段を降りて、一階の様子を見たほうがいい気がするわ…

Ruria

…いや

するとRuriaは周りを見渡し、何かを探し始める

Ruria

流石に万が一があるから手になんか…武器に使えそうなの…部屋にないかしら…?

Ruria

…何か…何か…

Ruriaは寝室の周りを見渡し武器の代わりになりそうな物を探していると自身の机に置かれたハサミを見つける

Ruria

…あっ!このハサミ…使えるかしら?

Ruria

もし襲われたらこれで…

[ハサミを手に入れた]

Ruria

…ま、まあ別に一階に誰もいなかったら、使わないんだけど。。。

Ruriaはそう不安を感じながらハサミを少し震えた右手に握りしめて、寝室を後にするのだった

【二階階段前】

Ruria

(…でも一体なんなのかしら)

Ruria

(不審者…?)

Ruria

(…いや確認したほうが早いわよね)

Ruria

(降りましょ…)

Ruriaは階段をゆっくり降りていく…

【一階リビング】

Ruriaは、一階リビングの前の扉の隙間からリビングの様子を注意深く観察する

Ruria

(………ここからじゃ何も見えないわね……)

しかし隙間は小さすぎてなかなかリビングの全貌を捉えることが出来ないRuria

Ruria

(もうちょっとだけなら…開けてもばれないわよね…?)

Ruriaはリビングを更に見るために少し扉を動かそうとする

だがその時だった

う し ろ か ら 右 肩 に か け て

い る は ず な い 誰 か の 手 ?

が 触 れ る 感 触 が し た 。

Ruria(恐怖)

. . .(恐怖で体が硬直している)

Ruria(恐怖)

(振り向く. . .べきなの?)

Ruria(恐怖)

(. . .いや恐れても仕方ないわ. . .ここは覚悟を決めて. . .!!!)

Ruriaは覚悟を決め振り返った。

???

..............(ただ立っている)

Ruria(恐怖)

....きゃ!?(後ろの存在に強ばる体を無理やり動かし、リビングまで離れる)

そこには謎の大柄の不審者が立っていた

手には鉄パイプらしき物を握りしめている

Ruria(恐怖)

誰...誰なのよ!!!(咄嗟に持っていたハサミを取り出す)

???

........(何も答えず無言のまま、ゆっくりRuriaの方向に歩きだした)

Ruria(恐怖)

ち...近づかないで!!!刺すわよ!!!(かなりパニックに陥りながら、ハサミを両手で持って???の方に刃を向けている)

Ruria(恐怖)

(しかし持った手や足がガチガチに震えている)

???

.......(Ruriaの警告も全く聞いていないのか淡々と近づいていく)

Ruria(恐怖)

(???がどんどん近づいてくる恐怖に押されどんどんRuriaは後退りするもバランスを崩し、尻餅をついてしまう)

Ruria(恐怖)

...きゃ!...やめて来ないで!!!(足で床を蹴りながら必死に???から離れるために後退りし続けるがついに後ろの窓に背中からぶつかってしまう)

Ruria(恐怖)

嘘...行き止まり...(逃げ場を失い、なんとかして???を近づけないために抵抗を試みる)

???

.....(近づくにつれ、鉄パイプを握る手が強まるのを感じる)

Ruria(恐怖)

...来ないでっていってるでしょ!?...ほ、本当にこのは...ハサミで刺す...刺すんだから!...だから...(強気に出ようとするも恐怖がどんどん押し寄せ弱気になっていく)

Ruria(絶望)

だから......うぅ...こないで...(弱気になってしまい、頼み気味になるRuria、体がぶるぶる恐怖で震えながら、意気消沈してしまっている)

???

......(しかしそんなRuriaの頼みも全く聞いていないのか、ついに目の前まで近づいた)

Ruria(絶望)

いや.....こんなの....(Ruriaは諦めかけたように小さく呟くと身を縮める)

???

.....!(そして鉄パイプがRuriaの頭に振り下ろされた、もうダメかと思われたその時....)

Ruria(絶望)

....ここしかないわ!(するとRuriaは一瞬見計らい、鉄パイプを左に強ばった体で飛び出し回避する)

???

....!?(回避された事に不審者は驚く、鉄パイプの矛先はRuriaではなく窓に向かった)

窓が粉々に割れ、庭に繋がった

Ruria(絶望)

...!(今しかない!!!)

Ruria(絶望)

(Ruriaは急いで立ち上がり、割れた窓から庭へと飛び出し、必死に走り始める)

???

.....!!(庭へと逃げたRuriaを追いかけ始める、飛び散ったガラス破片を物ともせず追いかける様は狂気)

○○市○○区域住宅地・外

Ruria(絶望)

はっ...はっ...(後ろから迫ってくる不審者から逃げようと住宅地をひた走る)

Ruria(絶望)

(この時、警察に行けば良かったのだろうが私は余りにも気が動転してそんな事を考える余裕がなかった)

Ruria(絶望)

誰か!!!!!!誰か助けて下さい!!!(走りながら私は必死に叫んだ、しかし″不気味な程に周りの家には人の気配がなく誰も私の悲鳴に気づいてくれない″明らかにおかしい...寝ていたとしてもこんな叫んでるのに....)

???

......(私の悲鳴を聞いているのはこの追いかけてくる不審者しかいないのか?)

Ruria(絶望)

(私はその後記録が飛んでいたのかここら辺から森を走っていた所までの記録を覚えていない)

~謎の森~

Ruria(恐怖)

. . .

Ruria(恐怖)

(そう、私は気がつくとここまで走ってきたようだ)

Ruria(恐怖)

...どこ...ここ...

Ruria(恐怖)

(後ろを常に追いかけてきたあの不審者の姿は無く、ただ不気味なこの森が私の周りに広がっている...)

Ruria(恐怖)

...とりあえず..助かった...の?私...

Ruria(恐怖)

...

森の一部空いた場所から空を見上げると、夜明けの太陽が私を照らしている、動物なども周りには見当たらないこの不気味な森を優しく照らすように

そしてこれが私の長い長い旅の始まりだと後に私は知ることになる

第1章【貴女の夜明け】

この作品はいかがでしたか?

0

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚