あたしは昔から周りに 「おかしな子」 そう言われていた
確かに2歳のときには 動物の死体が落ちてたら喜んだり ナイフやカッターを持ち出して その死体を切り刻んだりしてたし そう言われるのもおかしくはない
でも幼い頃はそれの何がおかしいとか そんなこと思ってて 理解してくれる人が欲しかった
そんなときに出会ったのが 彼だった
初めて会った時、 あたしは路地裏にいた
莉斗(本物
あれっこんなところに人ぉ?
莉菜(幼少期
…!?
そのときはいつものように 死体を切り刻んでいて 当たり前だけど血塗れだった
莉菜(幼少期
は…はじめまして
挨拶をした後、 自分が血塗れなことに気付いて。
莉菜(幼少期
(またおかしいこって
いわれちゃう…!)
いわれちゃう…!)
そんなことを思ってて。
それなのに彼は
莉斗(本物
わぁ〜可愛いっ♪
はじめまして〜♪
はじめまして〜♪
莉菜(幼少期
え…?
あたしを可愛いって言ってくれた
血塗れのあたしを おかしいあたしを
彼は可愛いと言ってくれた
莉斗(本物
名前はなんていうの〜?♪
莉菜(幼少期
り…
莉斗(本物
…?
莉菜(幼少期
りいなっ!あたしはりいな!