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66話

無法街編

【普通】

ショウタ

元気だったか?バディ

チアキ

また、これからお仕事よろしくね!

バディ

ビュェェェエェ!!

ゆっくりとホワイトシティーの預かり所で身体を休めたバディは、馬車を引くやる気で満ち溢れている。

初めて見る妖艶なバシャクジャクの姿にソウシは関心の心を抱いていた。

ライト

久しぶりの馬車の中は最高だな

チアキの揃えたバシャクジャク専用の家具により馬車の中はまるで高級ホテルのようである。

ヒメカ

何だかんだ今はここが1番ですね

シベリー

ガウ!

マリン

こんな居心地のいい馬車かあるなんて最初は思わなかったもん

ユウ

そうだな

ショウタ達はホワイトシティーを次に近い街をめ目指して出発する。

ソウシ

さて、ホワイトシティーの次は何処に行くともう決めてあるのか?

ショウタ

俺達は次に近い街へと点々と目指してる。

チアキ

小さな村とかはよっぽど何か貧相で困ってそうでない限り寄ってないよ

ソウシ

なるほどねぇ

ユウ

あのさ、

ユウがそっと壁に持たれた状態で注目を集める。

ユウ

次のアーサシン街は寄らないでその次の場所を目指さないか?

ショウタ

どうしてだ?

ユウ

アーサシン街は無法街で治安が悪い、今までのようにあまり首を突っ込まない方が身のためだ。

ショウタに取ってはその提案はナンセンス、寧ろその発言はショウタの正義感いやワールドギルドを結成する為のプライドが許さない。

ショウタ

それなら

ライト

尚更行くべきだろ?

ショウタ

流石ライトだな、

ユウ

……。

ユウは、少し顔色を悪くする。それにチアキやヒメカにマリンも気がついていた。

【大都市区】

ここは、嘗てショウタ達が初めて旅でやってきた大都会

大都市区、

高校生が何者かによって大量殺人されたと殺人高校として一時期、SNS、テレビと話題になっていた。

ナギサ

ナオキもセナもアスカも大都市区から出ていっちゃったね

ユウタ

…だな。

ナギサ

皆、それぞれ目的があってここを出たのかな

ユウタ

そうだろな。

ナギサ

またいつか会える日が来るかな

ユウタ

きっとくる

ナギサ

僕達の通っていた高校は廃校になっちゃったけど、ここは決して忘れちゃ行けないところだもんね

ユウタ

そうだ。

【忘れちゃいけない】

【荒野】

ヒメカ

小さな村すらあまりないですね

ライト

確かにな。ここから先ずっとこんな感じなのか?

ユウ

………。

ユウは無言で頷いた。

明らかに彼は無法街に行く事を恐れている。

ライト

ユウのやつ体調崩してるのか?

ヒメカ

違うと思います。

ライト

じゃあ、機嫌悪いのか

ヒメカ

……んん、そうでもなさそうですけど

ライト

じゃあなんだよ

ヒメカ

…っ

ヒメカが何かを言おうとした時にショウタが二人の間に割り込んでくる

ショウタ

なぁなぁ!寿司って食べ物知ってるか?

ヒメカ

知ってますよ、この国より僅かに小さい島国の文化的な食べ物ですよね、酢飯の上に生魚の身をのせた!

ショウタ

そーそー、ワールドギルドの夢が叶えばその島国の寿司とやらも食いに行こうな!

ライト

それはいいな。確か、に、に、

ヒメカ

日本という国ですよね!

ショウタ

日本ってすげーんだってよ、この国と余り変わらない面積の国なのに知恵で国を発展させて侍やら忍者とかいう異能的な力も持ってるらしくてさ!

ライト

それはこの目で1度見て見たいな!な!な?ヒメカ

ヒメカ

そうですね、1度見てみたいですね。寿司も1度は食べてみたいです。

ワールドギルドの夢が叶えば世界中を巡る事になる。日本という国も何れ足を踏み入れることになるだろう。

ソウシ

なーにしてんの?

黄昏れるチアキに声をかける。

チアキ

ソウシか、、

ソウシ

何?俺じゃ不満?

チアキ

ううん。どう?バディの乗り心地

ソウシ

気持ちよく乗せてもらってるよ

チアキ

それはよかった、

【ところで】

【聞きたいことがあったんだけど】

黄緑色に風が吹き木の葉がチアキの頬の近くを通り過ぎた。

チアキ

ソウシはどうしてギルドを作ろうと思ったの?ギルドを作ろうなんて幼稚園児が夢見るような事だよ

ソウシ

そうだよな。だけど、普通じゃつまらないだろ?

少し照れくさそうながらも真剣な表情でソウシは答える。

ソウシ

俺は、普通の人生じゃなくて他とは違う人生の冒険がしたいんだ。

チアキ

……かっこいいんだね

チアキは、ソウシの顔を見つめると目が合う前に外の景色を眺めた。

チアキ

ソウシのその異能の力はどこで、

ソウシ

これは、たまたまだよ。俺たちと同じぐらいの歳ぐらいの男から貰った。

チアキは恐らくアヤトの事だろうと思いながら話を聞いた。

ソウシ

とにかく俺は自分の個性と普通から離れた人生を歩みたい。それじゃ、ダメかな?

チアキ

ううん。いいと思う。本当にかっこいいと思う!むしろ尊敬できるよ

ソウシ

そうかなっ、へへ、ありがとな

チアキとソウシの目が三秒合った。

二人の間で最高記録だ。

ワールド・ギルド!!

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