湊の家にて
ピーンポーン
湊
はーい
(こんな時間に誰だろ?)
(こんな時間に誰だろ?)
時刻は午後11時。 こんな時間に来る奴は1人しかいない。
湊
(多分甲斐だな…)
ガチャ
湊
やっぱり甲斐か
甲斐
よう!
湊
どうしたんだ?こんな時間に
甲斐
これ、お前の誕生日プレゼント。
湊
覚えててくれたんだ!
甲斐
いつもありがとう。
これからも頑張って👍
これからも頑張って👍
湊
おう
湊
(甲斐、様子がいつもと違うな…)
甲斐
じゃあ俺はこれで。
湊
上がっていきなよ
甲斐
いや、いい。
湊
わかった。
湊
じゃあな
甲斐
あぁ
湊
(?)
プルルルル
湊
今度は電話か
湊
もしもし
甲斐の母
もしもし湊くん?
湊
はい。そうですけど。
甲斐の母
1時間ぐらい前に甲斐がトラックにはねられて今病院にいるんだけどさっき息を引き取ったの…
湊
えっ…
湊
(さっきまで甲斐はここにいたはず…)
甲斐の母
甲斐。貴方に誕生日プレゼントを渡すんだって言っていたわ
俺はその全てを理解しその場で泣きくずれた
湊
(甲斐は俺に誕生日プレゼントを渡しに来てくれたんだなぁ)
湊
ありがとう。ごめんな。
俺、お前ともっとしたい事いっぱいあったのに…
俺、お前ともっとしたい事いっぱいあったのに…
湊
(甲斐。俺に何をくれたのかな?)
プレゼントを開けるとそこには一本のネクタイと手紙が入っていた。
最近湊は就職をし、それを甲斐に言っていた。
湊
(甲斐。本当はこれを俺に手渡しで渡すつもりだったんだよな)
手紙を開くと
湊へ。 誕生日と就職おめでとう! 俺からは湊にネクタイを送ります。 このネクタイは湊が喜ぶ顔を想像しながら選びました。 気に入ってくれると嬉しいです。 甲斐より
湊
(反則だろ…)
これを読んでいる時湊は笑顔で「お誕生日と就職おめでとう!」と言っている甲斐の姿が目に浮かんだ。
湊
甲斐。ちゃんと受け取ったよ。ありがとう。
それから湊はそのネクタイを使うようになった。
−3年後、湊の会社−
会社の先輩
湊、そのネクタイ、古そうだから新しいの買ってあげようか?
湊
ありがとうございます。でも大丈夫です。
会社の先輩
わかった。
湊
(甲斐。やったよ。俺の案が世界に認められたんだ。お前のおかげだよ。)
幽霊になった甲斐
(やったな!湊!…)
おしまい。
すいません! 感動系は書いたことがなかったので下手だったと思います。
黒猫海斗
それじゃあ、バイバーイ👍