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ガタン、ガタン…

大山 奏汰

「おーい!早くしろ!電車来たぞ!」

山並 絢奈

「ちょっと待ってよ!!!」

プシューッ…

扉が開く。

大山 奏汰

「早くしろって!!」

彼女が奥から猛ダッシュで走ってくる

山並 絢奈

「はぁ、はぁ!」

大山 奏汰

「遅いよ!さ、早く乗ろ!」

山並 絢奈

「うん…」

彼女はかなり疲れていた。

大山 奏汰

「そこ座ろ!」

山並 絢奈

「うん…」

【時空列車】

それは時をかける列車である。

時には青春を乗せ、時には運命を共にする。

時は2102年、新たなる壮大な旅が、青年男女2人を乗せて、始まろうとしていた…

大山 奏汰

「お前、それは疲れすぎ」

と俺は笑いながら言った。

山並 絢奈

「だって、あんな距離全力疾走なんて疲れるに決まってるでしょ!!」

彼女は強く言った。

大山 奏汰

「でもこの電車…誰も乗ってなくね?」

俺は疑問に思った。

山並 絢奈

「当たり前でしょ。なんてったってこれは極秘の列車なんだから。」

大山 奏汰

「えぇ?」

俺は聞いたことの無い話を今更聞いた

山並 絢奈

「今から過去に行ったり未来に行ったりして、依頼を解決するのよ。」

大山 奏汰

「ほんとかよ!?」

俺は興奮して答えた。

山並 絢奈

「えぇほんとよ?」

と会話を交わしているうち、アナウンスが流れた。

アナウンス

「これよりスターエメラルドは発車致します。星空巡る旅をお楽しみくださいませ。」

大山 奏汰

「おおキタキタ!!!」

と俺は瞳を輝かせて言った。

山並 絢奈

「少し落ち着きなよ…」

と彼女は呆れたように言う。

大山 奏汰

「そんなの無理だよ!!だって過去だって未来だって行けるんだろ!?」

と俺は大きな声で言った。

山並 絢奈

「うるさい…」

と彼女は少し怒り気味で言ったので俺は

大山 奏汰

「ごめん…」

と謝った。

アナウンス

「それではスターエメラルド、発車致します。」

と言うアナウンスと同時に列車はガタン、ガタンと動き始めた。

大山 奏汰

「おいおい浮いてるぞ!?」

俺は驚きを隠せない。

山並 絢奈

「当たり前でしょ。今から宇宙に行くんだよ!?」

俺は開いた口が塞がらなかった…

山並 絢奈

「あんたちょっと…」

山並 絢奈

「いつまで口開けてんのよ!?」

大山 奏汰

「はっ!?」

俺は口をすぐに閉じた。

山並 絢奈

「はぁ…」

彼女は呆れたようにため息をついた。

アナウンス

「これより大気圏を突破します。窓をご覧下さい。」

俺はすぐに窓に向かった。

大山 奏汰

「おいすげぇ!燃えてるぞ!」

山並 絢奈

「すごいね…」

俺と彼女は釘付けになっていた。

アナウンス

「では今から10分後、ワープテストを行います。それまでごゆっくりお過ごしくださいませ。」

大山 奏汰

「わ、ワープ!?」

俺はまた驚いた。

山並 絢奈

「あんたずっと驚いてるね…」

大山 奏汰

「逆にお前が驚かないのはおかしいよ!」

俺はひたすら騒いだ…

アナウンス

「ではワープテストを行います。シートベルトを装着した上、静かにお座りください。」

大山 奏汰

「おぉキタキタ!!!」

山並 絢奈

「落ち着きなよ!!」

彼女は声を張って言った。

大山 奏汰

「ごめん…」

俺はまた謝った。

そして…

アナウンス

「カウントダウンを始めます。」

5、4、3、2、1

アナウンス

「ワープ!」

車内中に声が響いた後、意識を失った…

「…君!..う君!奏君!」

彼女の声が聞こえて目が覚めた。

大山 奏汰

「ん!?」

山並 絢奈

「窓見て!」

彼女は初めて興奮した口調で言った。

そして窓を見る。

大山 奏汰

「これって…」

山並 絢奈

「そうだよ!

俺たちが窓から目にしたもの…それは…

大山 奏汰

「土星だ!!!」

美しい輪の奥に見える美しい球体。

正しく土星だった。

アナウンス

ピンポン

とアナウンスがなった。

アナウンス

「依頼を受信しました。依頼主・マンチェスター国立大博物館」

大山 奏汰

「マンチェスター国立大博物館って、あの2101年に出来たばっかの博物館!?」

山並 絢奈

「そうよ。」

マンチェスター国立大博物館とは、西暦2101年に太陽系内から見つかった宝物を展示するために作られた太陽系内で最も大きい大博物館である。

大山 奏汰

「何年からの依頼なんだ?」

山並 絢奈

「今いる時代ね。」

大山 奏汰

「何だよ。タイムスリップしないのかよ…」

山並 絢奈

「また今度ね。」

アナウンス

「それではマンチェスター国立大博物館最寄り駅へワープします。」

大山 奏汰

「またワープか…」

アナウンス

「それではカウントダウンを行います。」

5、4、3、2、1

アナウンス

「ワープ!!」

そしてまた意識が無くなって行った…

大山 奏汰

「はっ!」

隣を見る。

彼女の寝顔が見えて、それをじっと見つめる。

山並 絢奈

「んっ!」

彼女の目が覚めた。

山並 絢奈

「は、早く行こ!!」

そして電車を降りて急いで向かった…

時空列車スターエメラルド

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お待たせしました。 時空列車スターエメラルド 始まりました! 今後ともよろしくお願いします

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