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#恋愛
工房・昼
ロゼリア
ロゼリアは、膝を抱え込む。
ロゼリア
グレッタに言われたその言葉だけが、喉の奥に刺さったまま。
ノエル
ノエル
沈黙していたノエルが、口を開いた。
ロゼリア
ノエル
ロゼリア
ロゼリアは膝に額をつけたまま、動かなかった。
ロゼリア
ロゼリア
ロゼリア
ロゼリア
ロゼリア
ロゼリアには、ひとつ心当たりがあった。
ロゼリア
ロゼリア
ロゼリア
ノエル
ロゼリア
ロゼリア
ロゼリア
ノエル
ロゼリア
ノエル
ロゼリア
ロゼリア
ロゼリア
ロゼリア
ロゼリア
ロゼリア
ノエル
ノエル
ロゼリア
ロゼリアは、ようやく少しだけ顔を上げた。
ロゼリア
ロゼリア
ロゼリア
ロゼリア
ロゼリア
ロゼリア
言った瞬間、ロゼリア自身が驚いた。
そんなふうに口にしたことは、今までなかったから。
ノエル
ノエルが優しく微笑んだ。
ロゼリア
ノエル
ノエル
ノエル
ロゼリア
ロゼリア
ロゼリア
ロゼリア
ロゼリア
ロゼリア
ロゼリア
ノエル
ロゼリア
ロゼリア
ロゼリア
ロゼリア
ロゼリア
ノエル
ロゼリア
ノエル
謝る声は、思ったより素直だった。
ロゼリアは拍子抜けして、視線を落とした。
ロゼリア
ロゼリア
ロゼリア
ロゼリア
ロゼリア
ロゼリア
工房の隅で、道具をしまっていたグレッタが小さく鼻を鳴らす。
グレッタ
ロゼリアは顔をしかめた。
ロゼリア
グレッタ
グレッタ
ロゼリア
ロゼリア
ロゼリア
ノエル
ロゼリア
ロゼリア
グレッタ
ロゼリア
ムッとするロゼリア。
グレッタ
グレッタ
グレッタ
ロゼリア
グレッタ
グレッタ
グレッタ
グレッタが肩をすくめて奥へ引っ込んでいく。
工房に、また静けさが戻った。
ノエル
ロゼリア
ノエル
ロゼリア
ノエル
ロゼリア
ノエル
ノエル
ノエル
ロゼリア
ノエル
ノエル
ノエル
ロゼリア
ノエル
ノエル
ロゼリア
ノエル
ロゼリア
ロゼリア
ロゼリア
ノエルは少しだけ視線を逸らしてから、続けた。
ノエル
ノエル
ノエル
ノエル
ロゼリア
ロゼリアの喉が、小さく鳴る。
ロゼリア
ノエル
ノエル
ロゼリア
ロゼリア
ロゼリア
ロゼリア
ノエル
ロゼリア
ノエルは少し黙ってから、小さくうなずいた。
ノエル
工房・夜
ノエル
ノエルの横にあったのは、彼と同じ大きさの木箱。
蓋と前面だけがガラス張りになっている。
ロゼリア
ノエル
ロゼリア
ノエル
ロゼリア
ロゼリアは箱を見つめた。
クッションはあるが、あくまで緩衝材。
どう見ても、人間が入るためのものじゃない。
ロゼリア
ノエル
ロゼリア
ノエルが箱の中に手を入れて、背に当たるクッションを直す。
ノエル
ノエル
ノエル
ロゼリア
ノエル
ロゼリア
気乗りしない様子のロゼリア。
ノエルが、少しだけ声を落とした。
ノエル
ノエル
ロゼリアは、ガラスに映る自分の白い顔を見た。
ロゼリア
ロゼリア
ロゼリア
ノエル
ロゼリア
ロゼリアは一瞬だけためらって、運搬箱の中に入る。
グレッタ
奥から出てきたグレッタが、手提げ灯を机に置く。
グレッタ
グレッタ
ロゼリア
グレッタ
グレッタ
ノエルが静かに蓋を閉じる。
ロゼリア
ノエル
ノエル
宮殿への道・夜
ノエル
ノエルが、荷車を押しながら進む。
その上で、運搬箱が小さく揺れる。
ノエル
ロゼリア
ノエル
ノエル
ノエル
ロゼリア
ロゼリアはため息をついた。
荷車、しかも人形の箱の中。
今までは馬車が当たり前、もう一人の“女帝”のように。
ロゼリア
ロゼリア
ロゼリアはふと、空を見上げた。
夜の月と星だけは、いつも通り変わらなかった。
ロゼリア
ロゼリア
ノエル
ノエル
荷車を押していたノエルが止まった。
ロゼリア
──ドカンッ!
爆音とともに、ガラス越しの空が、赤く染まった。
ロゼリア
宮殿の奥、北の方角。
激しい炎が上がっていた。
ロゼリア
ノエル
ノエルは答えなかった。
そして、それが答えだった。
ロゼリア
ロゼリア
ロゼリアが内側から蓋を開ける。
ノエル
ノエル
ロゼリア
ノエル
ノエル
ロゼリア
ノエル
ノエル
ノエル
ロゼリア
ロゼリアが肩を落とした。
ロゼリア
ロゼリア
ロゼリア
ロゼリア
ノエル
ノエル
ロゼリア
ノエル
ロゼリア
ロゼリア
ノエル
ロゼリア
ノエルの言葉に、ロゼリアがはっとした。
ロゼリア
彼女の脳裏に浮かんだのは、昼間の馬車で見かけた“女帝”。
体も、名前も。
息ができた場所まで、先回りして奪われた。
ロゼリアは、遠くの火から目を離せなかった。
ロゼリア