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え、待って、めちゃくちゃ好き🫶🫶 告白してOK貰える!って自信満々だった子も凄いけど、「私」のさっぱりとしてて嫌なことは嫌!とはっきり言える性格が凄くてかっこいいな、って思ったけど、ただただ彼氏が大好きすぎる女の子でした〜ってギャップがすげぇ!!!きっと理解のある彼氏さんとは深〜い絆みたいなので繋がってるんじゃないかな、って思った💭
「好きです」
昼休み、屋上にて
人生初の、告白をされた
夢みたいな光景…
……なんて、言えればよかったのだけど
生憎、タイプと真反対の人で
むしろ嫌悪感すら抱く人間で
……え、好きだったのにあの態度?
小学生?と言いたくなる
柄にもなく応じた私が馬鹿だった
なんだか気持ち悪いことをひたすらに言っているけど
何も耳に入ってこない
入れる価値がない
だから、最もシンプルに
「お断り致します」
そう言って出ていった
相手の顔と言ったら
振られるのを予想してない顔で、呆れた
そんな男、大の苦手よ
他人によいしょされ
自分に価値を見出した
だから自分は特別だ
なんて、脳内花畑が
……はぁ、もう本当に嫌
舌打ちして、屋上を後にした
「……あれ、居たの?」
「先に帰ってると思ってた」
「というか午後の授業受ける気あったの」
「……別に」
「ただ、気になるだろ」
……?
何が気になるというのだろう
「何が?」
「……なんか、心配して損した」
「そうだよな、そういう性格だもんな」
そう言って、ふふっと笑う
……なるほど?
つまり、私の身になにかされないか不安だったのか
「……珍しいこともあるもんだね」
「てっきり、私がウザったらしくて付き合ってるのかと」
「……そんな人間じゃない」
「そうだね、ごめん」
「じゃ、もう帰るか」
「……え?」
「なんか気分下がったし」
「ご飯食べ行こ」
「奢る」
「最低な気分だったけど」
「柄にもなく彼氏が心配してくれて嬉しかった」
「……別に心配くらい、するだろ」
「一応……その……」
「……すき、なので」
「……」
やば、今日は祝日だ
滅多に甘えてこない塩対応LvMAXの彼氏が
私が心配で?
わざわざ来て?
しかも好きなんて言ってくれて?
……なんだ、こりゃ
「……今日なんでも奢る」
「今死んでいい」
「……じゃ、殺してあげようか」
そう言ってくれる、彼
知っている、私が死にたがりなのを
私の生きる意味が、彼なことも
全て受けいれて、私を許してくれた
やっぱり、君じゃなきゃダメ
私は、自分を殺してくれる人がいい
その中で一番
君の声が、好きだったんだよ