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ラチム
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騒がしい教室。 友達の美知花はスマホを見つめながら ある提案をしてきた。
美知花
令奈
美知花
美知花
この手には本当に呆れさせられる。 お互い安心できる居場所として絡んでいるだけのくせに、こういう時だけ友達面だ。
令奈
美知花
令奈
美知花
令奈
こうして今夜、 私達は夜の学校へと忍び込むことになった。
職員たちが帰った後、 静まり返った校舎にあらかじめ開けておいた理科室の窓から侵入した。
美知花
令奈
美知花が好きなK太郎くんの机は 四階の手前から四番目の教室。
美知花
令奈
階段を駆け上がり、 四階に辿り着く。
ガタンッ
令奈
美知花
階段の曲がり角を曲がった時、 窓が風のせいか、鈍い音を立てた。 今日は風、全くないのに。
美知花
令奈
それから私達は早歩き。 目的の教室に辿り着き、教室の扉が開いた。
美知花
令奈
美知花
令奈
美知花は教室に侵入し、 K太郎くんの机の前に立つ。
私は今にも何かが出てきそうな廊下で、 震える手を抑えながら美知花を見る。
一回、二回、三回、 美知花は机を囲むように右回りする。
持参していた赤色のマーカーで ハートを書いた。
美知花
美知花の声が聞こえ、私は胸を撫で下ろす。 これでようやく帰れる。 そう思ったときのことだった。
令奈
全く出てこない美知花。 教室を覗けば、 美知花はハートをぼーっと見つめている。
かと思えば、美知花の首があり得ない角度、 後ろへ回った。
令奈
美知花の白目が黒色に染まり、 目、鼻、口から血が流れている。
私はすぐさま、階段まで走り出す。
美知花゛?
令奈
美知花ではない、美知花の姿をした何かは 私を全力で追ってきていた。
階段を駆け降り、理科室を目指す。 その何かは階段を這うように降り、 全身血だらけ、血眼で私を追った。
美知花゛?
令奈
理科室の目の前。 私はつまずき、絶体絶命。 美知花に取り憑いた何かが私に 飛びかかろうとした時、 後ろから光が差し込んだ。
警備員さん
令奈
振り返ると、美知花は消えていて、 私は警備員さんに話をした。
後になってわかった話だが、 美知花がやった儀式は 絶対にやってはいけない 降霊術だったらしく、 恋のおまじないの帰り、 階段から落ちて ○んでしまった少女の霊が現れる というもの。
美知花は行方不明のまま。 そして、K太郎くんを見かける度、肩には 美知花と瓜二つの少女が。 私を見ると、笑顔で手を降ってくるのだ。
コメント
1件
うわっ、これめっちゃ怖かった……!最後のK太郎くんの肩に美知花がいる描写、ぞっとしたよ。おまじないだと思ってたのに降霊術だったっていうオチも、じわじわ来るタイプの恐怖で好き。令奈の心情に寄り添いながら読めたし、短いのにすごく丁寧に構成されてて、花音さんの手腕を感じた🦋🌙続きがすごく気になるけど、今夜はちょっと寝るの怖いかも(笑)