STORY12
4F 3A教室
ガラッ!
マキノ
マキノがゆっくりと起き上がり、くたくたな二人に寄り声をかけた。
少し遅れてだが二人が泣いていることに途中で気がつく、だが、どうして泣いているのか分からなかった。
カズハ
マキノ
カズハ
突然、カズハに怒鳴られ戸惑いを隠せないマキノ
手を胸元に近づけて後退りをしカズハと距離をあけた。
カズハ
マキノ
アキト
アキトの目に光のない闇に染った表情で顔を直視された状態で事実を知る。
マキノは、アキトの殺気に殺されその場で座り込んだ。
マキノ
アキト
【うん。仕方ないよ。】
3F(廊下)
ジュリ サクマ
………。
ジュリ
サクマ
ジュリ
1F→2Fに続く階段でジュリは肩に蜘蛛型の機械獣が乗られ爆破を受けそうになった。
サクマの咄嗟の行動で蜘蛛型の機械獣はジュリの肩から払った事でジュリは肩を負傷すること無く無傷で済んだのだ。
ジュリ
サクマ
ジュリ
サクマ
ジュリ
ジュリは、廊下の中央辺りを指さした。
サクマは、目を細めじっとその先を見る。
サクマ
ジュリ
ジュリ
また、人が一人死んだと気づいているのにも関わらず冷静に状況を把握し分析する。
一件人として最低に読み取れるが死んだ人間に情がないからこそ出来る強みであるのかもしれない。
ジュリ
サクマ
ジュリ
サクマ
ジュリ
サクマは、ジュリの背中をじっと見つめた。
彼は、彼女のこの自分自身にも冷めた一面
冷徹でクール、 そして自分に厳しい。
そんな強い姿に惹かれているのである。
ジュリ
サクマ
ジュリ
サクマ
なのに、自分を頼ってくれる。
サクマは、彼女といて心地よいのだ。
強い女性に頼られている。
そう思える事が心地よく気持ち良いのだ。
2F パソコン室
タケル シュウ
ジリジリジリジリジリ、、、、。
タケル
シュウ
タケルとシュウが足を踏み入れたのは、鼠型の機械獣の巣となっていたパソコン室であった。
機械獣は毎回ランダムな場所に出現する。
そう、つまりは運悪くパソコン室に鼠型の機械獣が大量発生している時に足を踏み入れてしまったのである。
シュウ
タケル
シュウ
タケルとシュウは、パソコン室の奥まで中に入ってしまっていた。
2人が外へ出ようと考えた時にこの大量の鼠型の機械獣が姿を見せたのだ。
まるで、狙って嘲笑うかのように、、。
シュウ
シュウがそう言った途端、タケルは何も言わずパソコンのコンセントを引き裂いた。
シュウ
タケル
シュウ
タケル
シュウは、鼻で笑い【おう】と一言いいタケルの肩に手を置いた。
タケル
シュウ
チュッ!!
チュッ!!
チュッーー!
雨のように降り注いでくるのは鼠型の機械獣、タケルとシュウはそのタイミングで机の下に潜り込んだ。
ジッ!ジリリリリ!ジジっ!
ズ、ズガァァー!
すると、一斉に鼠型の機械獣が光を放つ!
それはどんどんと他の鼠型の機械獣に伝染していった!
シュウ
タケル
バタンッ
シュウ
バタンっ、、、。
二人は気を失い倒れたが、辺りに居た鼠型の機械獣達は全滅していた。
コメント
2件
た、タケルさんとシュウさんす、凄い…最後機械獣達が、生きてたら?終わってた( ˙-˙ )でもよかったぁε-(´∀`*)