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STORY13

4F 3A教室

アキト カズハ マキノ

アキト

………

ドクドク

カズハ

ん……。

マキノ

…。

ジュリ サクマ 帰還から数時間後、

深夜 02時

ジュリ

まだ、帰ってこないわね

サクマ

ジュリ…

ジュリ

殺されたんじゃない?タケルとシュウ

アキト

そんなことない!!生きてる…

【生きてるよ……。】

タケルとシュウが戻ってこない。

その不穏な空気にアキトは不安を隠せずにいた。

そんな彼にジュリは油を注ぐ。

ジュリ

なら、何時間もずっと食料調達?いくら何でもそれはない。

アキト

それなら、機械獣に襲われて身を隠してるんだよ。きっとそうだ!助けに行かないと、、!

カズハ

ダメ!死んじゃうよ

アキト

タケルが危険な目にあってるのに、、僕がずっと安全なとこにいるなんてダメだよ。

ジュリ

サクマ

サクマ

……あんまり乱暴な事はしたくないが

サクマは、アキトの両腕を封じ腕力で身動きを取れないようにした。

アキト

離して、、!

ジュリ

黙らせてよ

サクマ

流石に、こんな華奢な奴に暴力は

ジュリ

ッチ

それからまた一時間後、、

タケルとシュウは戻ってこなかった。

と、思われた

その時

ガラッ!!

【……うっ、、】

【…はぁ、、ハァ、】

アキト

タケル…シュウ!!

タケルとシュウが戻ってきたのだ、

サクマは抑えていた腕を離し、アキトはタケルに抱きついた。

タケル

……心配させた…な

アキト

タケル、、ぼろぼろ…どうしたの…?

タケル

ごめん…乾パン二缶しか、、

カズハ

と、取り敢えず!座って!2人とも

シュウ

…アウッ

バタンっ!

シュウは、力尽きてその場で意識を失った。

アキト

シュウ!?

タケル

…(くらっ)

タケルも、その場の壁にもたれ掛かり座り込む。

サクマ

今は、取り敢えず寝かしてやろう。

カズハ

そうした方がいい、雷に撃たれたかのようになってる。

タケル

悪い…。ほかの食料はみんな…ダメになってた……ガハッエホッ

アキト

もういいよ。分かったから、もう……休んで…。

アキトは大粒の涙を零し、この日の夜のターン眠ることも無くずっとアキトはタケルの身体に寄り添っていた。

そして、【朝のターン】

ジュリに土下座をしているのはカズハだ。

ジュリ

最初から私に従っていたらよかったのに、タケルとシュウが負傷したから私を頼ろうって?

カズハ

じゃないと、、頼る人がいないじゃない。私とアキトだけじゃ5人分の食料も集められない…。

ジュリ

くだらない。嫌よ。勝手に死んで

カズハ

クソ女!さっさと死んじまえ!

ジュリ

私は絶対死なないわ

カズハは、ジュリを鋭い目で睨みつける。

だが、ジュリは全くそれを気にしていなかった。

寧ろ、醜い生き物を見下すようであった。

マキノも利用しようと考えていたタケルやシュウが戦力外になり不安で堪らない様子だ。

アキト

ゆっくりでいいからね

タケル

…ごめん。

アキト

謝らなくていいよ。ゆっくりでいいからシャワーだけでも浴びに行こう。

アキト

シュウも後で肩貸すから待っててね

シュウ

サンキゅー…な、。

アキトは、負傷したタケルを一つ上の階のシャワールームへとゆっくりと連れて行った。

アキト

(僕が、僕が頑張らないと…。)

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