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猫又(主)
猫又(主)
猫又(主)
猫又(主)
猫又(主)
猫又(主)
オスマン
ひとらんらん
オスマン
ただ、二人でショッピングに 行こうとしただけなのに
目の前には、知らない 町が広がっている
いつもの道を車で 走っていただけなのに
十分程前…
ピーンポーン
オスマン
ひとらんらん
オスマン
ひとらんらん
ひとらんらん
ひとらんらん
オスマン
俺らはそれで、 ショッピングにいった
いや、行こうとした
現在…
ゆっくりと狭い道のなか 車を走らせる
ひとらんらん
オスマン
ひとらんらん
これ以上は危ない
とりあえず人を探そう そう思い、二人で歩きだす
遠くに人が見える
住人?
オスマン
ひとらんらん
オスマン
そういいながら、オスマンは 行ってしまった
住人?
オスマン
ゴンッ
ひとらんらん
そんな大きな音がして、オスマンが殴られた
俺は駆け寄ったが、 彼と同じく鈍い音がして 頭に痛みが走る
ひとらんらん
視界が暗転する
そして俺は意識を手放した
!!
耳障りな笑い声で目が覚める
気が付けば 椅子に縛られており 目隠しをされている
気づかれないようにしながら 周囲を探る
すると、後ろに同じように 縛られている人がいるようだった
ひとらんらん
俺はその人の手にそう書いた
オスマン
オスマン
ひとらんらん
オスマン
ひとらんらん
!!
耳障りな笑い声はまだしている
オスマン
オスマン
そういわれて聞き耳をたてると 鈍い音がしている
ひとらんらん
オスマン
!!
ひとらんらん
オスマン
??
ひとらんらん
??
オスマン
少女のような声に話しかけられる
??
声の主は俺達に近ずき、 目隠しと縄をはずす
声の主は、蒼い狐の面で 顔を隠していた
ひとらんらん
??
??
??
そう言って片手でかかえているひとを指す
オスマン
??
??
ひとらんらん
??
オスマン
??
??
??
??
ひとらんらん
??はちらっと後ろを見て答える
??
??
??
オスマン
ひとらんらん
オスマン
??
??は最後に狐の面を外して笑う
それは普通の少女で
少し不思議だったのが 片目を前髪で隠していた
さっきまで面をつけていたと いうのに
そんなことを考えながら 部屋を出る
少女に言われたよう 後ろを見ずに走る、ただただ走る
住人?
人がいた また捕まってはいけないと思い そのまま走る
ひとらんらん
オスマン
そのまま走り抜ける
逃がしてくれたから
無駄にしないように
遠くに車が見える
オスマン
ひとらんらん
オスマン
そう思い、車に近づいていくと 人がいた
見覚えのある背中 人影はゆっくりと振りかえる
そこで意識は途切れた
ひとらんらん
グルッペン
ひとらんらん
グルッペン
オスマン
グルッペン
グルッペン
グルッペン
グルッペン
グルッペン
ひとらんらん
グルッペン
グルッペンのその言葉を信じて 自身の身に起きたことを話す
ひとらんらん
グルッペン
グルッペン
オスマン
グルッペン
オスマン
ひとらんらん
オスマン
グルッペン
ひとらんらん
オスマン
一日後…
一応一日安静にしたあと あそこに連れていってもらった
ひとらんらん
走り抜けたうろ覚えの道を歩く
オスマン
ひとらんらん
なんとなく分かっていた
あの子は生きているかさえ 怪しいこと
だからせめて遺体は
あるかわからないが
探してあげたかった
オスマン
ひとらんらん
ひとらんらん
オスマン
オスマン
震える足を押さえて 三人で進む
大丈夫だ 今は仲間がいる
地下に降りていくと お墓があった
それも、ひとつ二つじゃない
十、二十、 いや、もっとあるかもしれない
その中に異様な物があった
棺だ
しかもたくさんのお札が 張られている
膝がガクガクし出す
隣を見るとオスマンやグルッペンも冷や汗をかいていた
オスマン
ゆったりとオスマンが棺に近づく
グルッペン
グルッペンは呼び止めたが 彼は何かにとり憑かれたように 棺に近づく
ひとらんらん
ゆっくりと振り替える 彼の瞳には
蒼い炎が揺れていた
オスマン
声は聞こえなかったが 確かにそういっていた
そのあと彼は膝から崩れ落ちた
ひとらんらん
グルッペン
オスマン
俺はオスマンに駆け寄った
だか気絶しているだけで おそらく、憑かれたからだろうと 安堵する
グルッペン
グルッペンは棺を指差し、言う
ひとらんらん
俺には開ける勇気はない その意を込めて言う
グルッペン
ひとらんらん
グルッペン
ひとらんらん
二人がかりでお札を外して ふたを開ける
そこには
そこには、あの少女が ミイラになって入っていた
ひとらんらん
よほど無念だったのだろうか
恐る恐る手で触れようとすると
グルッペン
ひとらんらん
そのあと、警察を呼んで 周囲を探った
すると、奥の方に扉が見つかった
ひとらんらん
扉は楔で打ち付けられており
俺達はそれを力ずくで外して入る
扉を開けると、 同じような部屋が広がる
だが明らかに異様だ
俺達は絶句する
部屋の真ん中に箱が置いてある
まがまがしい箱が
そのせいか 部屋には淀んだ空気がたゆっていた
グルッペン
ひとらんらん
グルッペン
グルッペン
俺の額を冷や汗が伝う
そして二人で箱に近づく
ふたを開けるとそこには
そこには
一つの眼球が入っていた
ひとらんらん
グルッペン
思わずのけぞる
そこでやっと分かった
少女が片目を隠していた理由が
この瞳は彼女のだ
蒼い
この瞳は
ひとらんらん
グルッペン
グルッペン
ひとらんらん
ウーウーと、場違いなサイレンが 鳴り響く
いや、場違いでもないか
取り敢えず出口に向かう
今はオスマンとグルッペンととあるところに来ている
そのあとは 警察の人に色々と事後処理? をしてもらった
まだ、俺はあれが夢 だったかもしれないと
そう思えてしかたがない
ただ、一つだけ言えることがある
あの少女がいなければここに 俺はいなかったかもしれない と言うこと
あの少女が本当に居たのならば せめて
来世は楽しい人生を生きてほしいと言うこと
そう考えながら一つの墓の前で 立ち止まる
グルッペン
オスマン
オスマン
オスマン
オスマンはあの後 夢で少女に言われたらしい
ひとらんらん
お墓参りをすませて その場を立ち去る
??
ひとらんらん
背中を向けたときそう いわれた気がした
オスマン
グルッペン
ひとらんらん
グルッペン
『__名もなき少女はここに眠る』
~fin~
猫又(主)
グルッペン
オスマン
ひとらんらん
猫又(主)
猫又(主)
グルッペン
ひとらんらん
オスマン
猫又(主)
ひとらんらん
ひとらんらん
猫又(主)
グルッペン
猫又(主)
オスマン
猫又(主)
オスマン
ひとらんらん
猫又(主)
グルッペン
猫又(主)
グルッペン
猫又(主)
グルッペン
猫又(主)
オスマン
ひとらんらん
バイルナ!
猫又(主)
グルッペン
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