あやめ
私が目を覚ますと、そこには暗闇と化した誰もいない教室に静かに置き去りにされていた。
あやめ
あやめ
あやめ
私は何をするか悩んでる時だった。
震えたスマホを取り出して確認すると、ニュースの通知だ。
そしてもう一つ。
真希から来たそのSNSの通知をタップする。
真希
真希
真希
美音
真希
美音
真希
美音
美音はグループから脱退しました。
真希
真希
真希
おはぐろさん
真希
真希
真希
そこでグループラインの話は途切れている。各自、それなりの時間を持って送られてるようだ。ただ不思議なことは三つ。
美音が連絡つかないこと。また、文字が濁されて読めなかった、『████』は誰のこと?そして『おはぐろさん』とは?
美桜に電話をかけてみる。
あやめ
通話
00:00
美音
応答なし
あやめ
美音がダメなら、もう一人。私は次の行動へ動くことにした。
スマホの画面に指で触れながら。
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