STORY17
ハァ、、ハァ、、
ハァ、
ハァ、
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤハァ、ㅤㅤㅤㅤ
ハァ
ハァ、ハァ、
ジュリ
サクマ、、
サクマ、、
【いやぁぁぁぁぁァ!!】
スタッ
スタッ
スタァ
スタッ
スタッ
スタッ
スタッ
スタッ
ガランッ!!!
カズハ
タケル
4F 3A教室
ジュリ
涙を零し、プライドも捨てた。
弱々しいジュリが戻って来た。
カズハ
教室内に先に居た五人は青ざめているジュリを見て戸惑いを隠せない。
あの強気なジュリはどこに行った?
と、、。
カチッ
タケル達は乾パンを頬張る空腹を紛らわす。
一缶一缶が大きい為、味には飽きるだろうが数日間は持つ量だ。
それもこれもマキノの活躍のお陰である。
マキノ
ジュリ
ジュリは、教室の端で芋虫座りをして顔を沈めている。
生気を感じられない。
アキト
ジュリ
ジュリ
アキト
【いらないってば!!】
、、、。
アキトは、黙り込み後ろへ下がった。
カズハ
シュウ
マキノ
【恐らくだけど…。】
誰もがそう気づいていた。
朝のターン
タケルやシュウの体の具合は良くなってはいないが昨日よりかはマシである。
だが、夜のターンに探索に出れる程に治癒した訳では無い。
生憎、食料は不足していない。
贅沢は出来ないが数日間は調達に出る必要はないだろう。
マキノの足の具合もある安静が1番だ。
タケル
ジュリ
ジュリは、怪我をしたタケルを廊下に呼んだ。
シュウ
アキト
アキトはシュウの腕を掴み心配そうに二人の背を見つめた。
ガラッ、。
ジュリ
タケル
ジュリ
タケル
ジュリ
タケル
ジュリ
タケルは、ジュリの腕を引いて抱きしめた。
ジュリ
タケル
タケル
ジュリ
タケル
タケル
ジュリ
皆良い奴だ。
ここにいる奴は皆、。
ジュリを見捨てるやつなんていない。
ジュリ
タケル
タケルは、抱いたジュリをそっと離して両肩を掴み顔を見つめて言う。
タケル
タケル
ジュリ
ジュリは、大粒の涙を零して頷くとその場で蹲って大泣きした。
その声に驚き、カズハやマキノ、アキトが顔を出す。遅れてシュウも覗いた。
ジュリ
ジュリには、
俺以外にも守ってくれる人がいる
俺が居なくなっても大丈夫だから
ジュリだけでも逃げてくれ、。
シュウ
アキト
カズハ
マキノ
ジュリは、また泣いて何度も頷き、
何度も謝った。
今までの態度を見直したジュリは、タケル達と協力する事を誓い。
体育館にあると思える脱出スポットの話を告げた。
3A教室
ジュリ
タケル
ジュリ
タケル
ジュリとタケルは目と目を合わせ互いに微笑んだ。
カズハ
シュウ
まだ、不安も大きいが
着実に全員で前に進んでいる。
コメント
1件
みんなが優しい((o(*>ω<*)o)) でも一人亡くなったのは悲しいな… 続き楽しみに待ってます!