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こちらの作品は一次創作です

キャラのアイコンとして、悪食様制作の「仄暗い少年少女」を使っていますが、 完成次第自作のものに変える予定です

ギャグ要素はあんまり入れていないので、そこはご容赦ください

文章と背景がリンクしていないことがありますが、あくまで背景はイメージだと思ってお楽しみください

ショッキングな部分が含まれています

この物語は全てフィクションです、未来予知等の意図は一切ございませんので、ご了承ください また、実在の人物、団体等とも一切関係ありません

それでは

何かと共に、身体が揺れていることを感じる

???

(…列車、なのかな)

とても静かで、真っ暗な列車の中 彼は孤独に眠っていた

列車の音に耳を傾けていると、誰かの掠れた鼻歌が木霊し、それがこちらに近付いていることに気づく

彼は、鼻歌が目の前に近付いていると感じ、歌う者に対し声をかける

???

…誰、でしょう…?

彼は目を開けていいのか分からないと感じ、ずっと目を閉じている

??

…ここに、人がいる…

??

…ここでは、目を開けてはいけないよ。

???

…どうしてでしょう?

??

ここで目を開ければ、…「パセリ」あなたが心を壊して動けなくなってしまう、から

???

???

…どうして私の名前を知ってるんです?

??

…ふふ、まだ教えることは出来ない。

???

…教えるつもりは無いんですね

??

あぁ。

??

あなたは何れ、ここを出る
ここの記憶ごと、忘れる

???

…なら、あなたの名前は?

??

…名前、

??

そうだねぇ…

??

…ハデス、ハデスと呼びなさい。

???

…分かりました。

ハデスに対し、パセリはまるでどこかで会ったことがあるかのような安心感を覚えていた。

ハデス

パセリ

…そっちには、何が見えてるんですか?

ハデス

ハデス

…ううん、なにもない。

ハデス

ここには、単調で、平凡な星空しか広がっていないよ。

パセリ

…星空

パセリ

いいなぁ、星空が見えるなんて…

パセリ

ねぇ、ハデスさん、…やっぱり目を開けたいです

ハデス

…ううん、目を開けてはならない。

ハデス

見たっていいことは無いよ。

ハデス

そんな話より、別の話をしましょう

パセリ

言われた通り、ずっと目を閉じる

ハデス

2つの影には、静寂が流れていた

パセリが、一つ聞いた

パセリ

…あの、ハデスさん

パセリ

…さっきの歌は、なんですか?

ハデス

歌?

ハデス

…ふーん、

ハデス

…それに、今は答えられないな

パセリ

…不確かなことばっかりですね

ハデス

ふふ、そんなものだよ

ハデス

貴方には、”まだ”分からない

パセリ

…はい?分からない?

ハデス

…さぁ、そろそろ列車が駅に着くよ、準備して?

パセリ

話逸らしてるな…

パセリ

はぁ、貴方は降りないんですか?

ハデス

私は、…まだ降りる駅じゃない、だから、降りない

パセリ

…あぁ、そっか

ハデス

…さ、私の声に浸ってないで、降りて

パセリ

(自己肯定感高くね…?)

パセリ

あぁ、はい。

パセリ

(…どんな見た目なんだろう)

ここまで自分のことを肯定しているのなら、相当の美人さんなんだろうなぁ…なんて、分かりもしない考えを抱いているうちに、電車は目的地に到着しているとハデスに言われた。

ハデス

手を差し出して

ハデス

このままじゃ降りられないでしょ、

パセリ

…はい。

返事をし、手を取ってもらう

恐らく果てしなく続いてる宇宙へと、足を出す

パセリ

…ここから、、どうしたらいいんです?

そう問いかけても、返事はなかった。

パセリ

…うわっ!?

その瞬間、感覚がおかしくなり、目を開ける余裕すらないまま、意識を失った。

パセリ

…?

突然、目が覚める

メイ

…あ、

パセリ

…ここ、は…

起き上がろうとしても、どうにも身体が大きな石が乗ったかのように重く、上手く動かすことが出来ない

唯一よく動く眼球で自分の体を見ると、腹に縫われた傷跡がある。

かさぶたすら残っていないくらいに、大分古びているようだ…薄めだが、紫に変色している、

メイ

おーい、返答できる?タヒんでない?

「メイ」が目を覚ました兄に対して声をかける

パセリ

だれ…が…しかば…ねだ…

メイ

あーわかったわかった、

パセリの返答を聞くと、メイは少し安堵したような顔をした

パセリ

くっ…そ…

パセリ

…今…なんね、だ…

メイ

兄さん、今は確か2997年だよ、500年くらい眠ってたの。

パセリ

…は?

パセリ

で、ここはどこだよ?

メイ

急に流暢になるじゃん…

メイ

ここは「space shuttle」(スペース シャトル)

メイ

地球が滅んじゃったから、人類が生き残ろうとこれに乗って惑星を移動してる。

パセリ

…は?地球が?なんで?

頭に入ってくるには大きすぎる情報に、 パセリは困惑する メイはそれをものともせず語り続けた

メイ

…今、地球はあの氷河期すら下回るくらいの気温になって、人口の9割はタヒんだの

パセリ

…は?

パセリ

は?

パセリ

…ちょっと、待てメイ、冗談じゃないんだよな?

メイ

冗談じゃないよ、兄さんはちょうどそれをかわしたってだけ。

メイ

父さんも母さんもこれでとっくにタヒんだよ

パセリ

………やばい、全く理解ができない…

メイ

…今はしなくていいよ

パセリ

…あぁもう、なんで周りは小難しい上に不透明な奴が多いんだよ…

パセリ

…はぁ、

全く理解できないこの状況に溜息をつき、心を落ち着かせる

パセリ

…………

パセリ

…復帰出来たら、色々教えてくれ、メイ

メイ

りょ、まぁ500年のことなんて知る由もないもんね

メイ

じゃ、私は仕事に戻る、また、

パセリ

あぁ、また

そんな会話をして、メイが部屋を出ると、 パセリは1人になった。

パセリ

…意味わかんねぇよ…

パセリ 性別不詳 21歳? 妹がいる コールドスリープにより、500年ほど眠っていた

ハデス ロゼの夢に突如現れた、謎の存在

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