1話 【夢】
先生
本気か?
ショウタ
俺は本気です!
先生
ギルドを立ち上げるのがどれだけ大変か分かってるのか?
先生
先生としては夢を応援してやりたいがギルドを立ち上げるだけでも断念する奴は多い。
先生
恵まれた力が必要なんだぞ?
ショウタ
分かっています。俺は高校を卒業したらギルドを立ち上げて世界を安全で平和な物にすると決めていたんです!
先生
その夢はいい事だがな、世界までとなると世界一のギルドに成長させ尚且つ様々な国のトップと縁を持つことにもなるんだぞ
ショウタ
分かってます。
先生
ショウタ、悪い事は言わない1度考え直せ
ショウタ
どうしてわかってくれないんですか!俺は本気です!
先生
・・・・・・・・・
先生
ショウタ、よく聞け?
先生
今でもギルドはまだ7つしかない。
先生
そのギルドのマスター、そして団員達にもそれぞれ恵まれた力と言うものがあるんだよ
ショウタ
・・・・・・・・・?
先生
超人的な力と言うべきか、特別IQがずば抜けて高いだとか、運動神経が人並み抜けて良いだとか、人間を凌駕した肉体を生まれ持っているだとか
ショウタ
それだったら俺だって!
先生
よく聞け、それだけじゃない
先生
人の力とは思えない物を持っている人間もいる。
先生
サイコメトリー、炎や水を操る人間だったりいるんだ。
先生
悪い事は言わない。人生を無駄にしない為にも
ショウタ
・・・・・・・・・
ショウタ
俺、それでも夢叶えたいです。
先生
・・・・・・どうしてお前は
ショウタ
先生、この折れない心は
ショウタ
才能じゃないですか?
先生
・・・・・・お前、
ショウタ
俺、ギルドを結成します。
一年後 高校卒業式後
先生
・・・・・・ショウタ、ホントにギルドを立ち上げる夢、叶えるつもりなんだな。
ショウタ
見ててください。
俺、夢叶えますから
俺、夢叶えますから
先生
最低でも自分を含め、10人は人材がいると言われている。
先生
条件はそれだけじゃないぞ
ショウタ
先生、心配しなくていいですよ!
ショウタ
何があっても乗り越えますから
先生
・・・・・・ぁあ、
ショウタ
先生、また俺が夢を叶えた時に
先生
・・・がんばれよ
先生
ショウタ