テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
高校一年生の夏。
僕は好きな人がいる。
その人はいつも僕の机のところに来て、 楽しく笑いあって話をしている。
この生活のおかげで毎日楽しい 日常が続いていた。
もうすぐで長い夏休みが 始まろうとしていた。
僕はそれが嫌だった。
この楽しい日常がなくなるとすると なんだか切なくなる。
それでも時間が進む。
時が来た。 明日から夏休みに入る。
悲しい。
でもしょうがない。
時間は必ずやってくる。
僕は時間が嫌いだ。
もちろん夏休みも...
今日から夏休みが始まった。
暑い暑い夏が始まった。
気づけば僕はうるさい蝉の鳴き声の中、 自転車をこいでいた。
僕が今行ってるところは、 家から遠く離れた海のある場所まで 行っている。
なぜ僕は海に行っているのか。
理由は簡単。
あの楽しかった日常が頭から 離れなくなったからだ。
僕
ってずっと思っていた。
そして海に到着した。
僕は自転車を駐輪場に置き、 近くの砂浜に座り込んだ。
海を見ると、 夕焼けが見える。
僕
僕はそう呟いた。
そう。僕は毎日学校帰りに 一人で海に行って、夕焼けとマッチした 海を見るのだ。
僕
そう思った。
そんな妄想が現実になったらなったで 良いのかもしれないが、 実際あの人には好きな人がいるし、 僕みたいな人とは釣り合わない。
でも、良いんだ。
僕は僕で生きるから。
そうして僕は駐輪場に置いた自転車に 乗って家に帰るのだった。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!