凛
夏夜
それは一瞬の出来事だった。
胃から何かが混み上がってくるのが分かった。でも、気づいた時には口から出ていた。
私は凛に支えられながら保健室へ向かった。
吐いた瞬間、「え」と声は出たものの表情はいつもと変わらない無表情だった。
養護教諭
夏夜
養護教諭
夏夜
養護教諭
夏夜
養護教諭
夏夜
養護教諭
凛
養護教諭
養護教諭
夏夜
養護教諭
養護教諭
最近物理的な痛みもちゃんと感じれなくなってきている私がストレスなんて感じるはず無かった。
養護教諭
と言われてみたものの、あいにく今日も私は援交へ行く。
昨日は1万円しか稼げなかったから。
食べる気もない。寝るのも今日も午前になるだろう。
凛
まだ居たのかこの女。
夏夜
家がないということをしったらどう思うのだろうか。
凛
夏夜
凛
私だって好きでやってる訳じゃない。金があったらこんなことしてない。
凛
でも私には感情がないからな。後悔どころか辛くも悲しくも苦しくもない。
気持ちよくはないけど、最近はちっとも痛くない。慣れちゃったのか。痛みに一層鈍くなったのか。
夏夜
凛
夏夜
本当にあるなんて。こいつも似たようなもんだな。
凛
夏夜
凛
夕暮れどきだった。
この女は夕焼けに混じりそうな、夕日に照らされてとんでもないことを言ったのだ。
この女は一体
凛
何者なんだろうか。
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