真人
なぁなぁ、近くに心霊スポットがあるって聞いたんだけど
真人
知ってる?
勇也
あぁ、知ってるよ
真人
行ってみない?
勇也
えー怖いしやだ
真人
お?ヒビってんのか?
勇也
そんなんじゃねーし
勇也
……分かったよ行ってやる
真人
おっしゃ!
勇也
その代わり今度飯奢れよ
真人
はぁい
真人
んじゃ明日空いてる?
勇也
うん
真人
んじゃ明日なー
勇也
おけ
翌日
勇也
おーいまだー?
真人
悪い、悪い🙏💦💦おくれた
勇也
おせーよ
真人
さーせんした
勇也
んじゃ行こーぜ
真人
おう
二人が歩き出そうとした、その時
幼稚園児
お兄ちゃんたち
背の小さい女の子が勇也の肩を叩いてきた。
勇也
ん?どうした?迷子か?
幼稚園児
おうちにつれてって
勇也
おーいいぞ
勇也
真人、先にこの子を……
真人
まて
真人
その子は駄目だ
真人
行くな
勇也
え?
真人
逃げろっっ!
勇也
うぉわ!
二人はがむしゃらに走った
勇也
おい!真人
勇也
どういうことだ
真人
俺、気づいたんだ
勇也
何に?
真人
あんな小さい女の子が身長180㎝以上ある勇也の肩をどうやっても叩けないことに。
真人
やっぱりあそこは心霊スポットだっんだ
勇也
ま……さと……
真人
え?
勇也は何かに怯えたような顔で真人の後ろを見ていた
勇也
うしろ……
勇也
女の子が……
勇也
いる……
真人
え?
幼稚園児
おうちにつれてってって言ったのに
幼稚園児
うそつきなお兄ちゃんたち