紗夜
ハルキ、ありがとう
紗夜
こんなに素敵なお店、初めて
ハルキ
よかった
ハルキ
紗夜、
紗夜
なぁに?
ハルキ
俺たちが、初めて会った時の事覚えてる?
紗夜
覚えてるよ?
紗夜
どうしたの?笑
ハルキ
俺、愛菜に傷付けられて、正直精神的にも参ってた
ハルキ
だけどそんな時
ハルキ
紗夜がいつもそばにいてくれた
紗夜
ハルキ...
ハルキ
そう、今はそうやってハルキ、って呼んでくれるけど
ハルキ
あの頃は
紗夜
『ハルキさん...』
ハルキ
そう呼んでた
ハルキ
あの頃はお互いに敬語だったけど、
ハルキ
今はもう違う
ハルキ
お互いに心を許してるから
ハルキ
そして前との一番の違いは
ハルキ
俺がどれだけ紗夜を愛してるかって事
紗夜
...!
ハルキ
紗夜、これからもずっと俺のそばにいてくれないかな
紗夜
えっ...
ハルキ
あぁごめん、言い方が悪かったね
ハルキ
これからもずっと、「妻として」俺のそばにいてほしい
ハルキ
だから俺と、
ハルキ
結婚してください
紗夜
うそっ...
紗夜
いいの...?
ハルキ
うん
紗夜
私でいいの...?
ハルキ
紗夜がいいよ
ハルキ
いいかな?
紗夜
紗夜
お願いします...!
紗夜
ハルキのお嫁さんになりたいっ..
.!
.!
ハルキ
嬉しいよ
絶対に手放しちゃいけない
こんなにも俺を愛してくれる紗夜を
一生、手放しちゃいけない
『わぁ〜!!』
たくさんの歓声に包まれながら、 二人は結婚式を挙げた
ハルキの同僚
ハルキおめでとう!
ハルキ
ありがとう!
ハルキ
お前も早く結婚しろよっ!
ハルキの同僚
ざけんな!笑
ハルキ
あははは
紗夜の友人
紗夜〜〜!
紗夜
あ、ハルナ!
紗夜
来てたの〜?
紗夜の友人
来てるに決まってるでしょ〜?
ハルキ
紗夜、お友達?
紗夜
あ、そうそう!
紗夜
紹介し忘れてたね!笑
紗夜
ハルキ、この人がハルナ
紗夜
ハルナ、この人がハルキ!
紗夜の友人
こんにちわ〜
紗夜の友人
おめでとうございます!
ハルキ
ありがとうございます!
『ハルキ〜!』
『ハルキ先輩〜!』
『紗夜ちゃ〜ん!』
たくさんの人が、紗夜とハルキの結婚を祝福した
愛菜
...ハルキさん
ハルキ
...!
紗夜
!
愛菜
紗夜さんも...
愛菜
ご結婚おめでとうございます
紗夜
...ありがとう
ハルキ
愛菜、お前...
愛菜
何もしないよ
愛菜
ちゃんと二人を祝福しにきたの
愛菜
おめでとうございます
ハルキ
...ありがとう
愛菜
紗夜さん、綺麗です
愛菜
私より、何倍も...
紗夜
そんな事ないっ!
紗夜
愛菜さん、あなたは綺麗です
ハルキ
紗夜...
紗夜
もう二度と何もしないと誓ったんですから、
紗夜
確かに一時期傷付いたかもしれないけれど
紗夜
今はもうハルキのそばには私がいる
愛菜
...とても勝てっこないや
愛菜
紗夜さんには
愛菜
そんなに心が綺麗なんて
愛菜
ハルキさん、幸せですね
ハルキ
ああ、幸せだよ
ハルキ
幸せすぎるくらいに
ハルキ
俺は一生紗夜を手放さない
紗夜
嬉しいっ!
紗夜
...ふふふ
紗夜
(これでいい)
この日のために
この日のために私は
全てを支配してきた