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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

優菜

ねぇ、お母さん〜

お母さん

なに?

優菜

私のチョコ、勝手に食べた?

お母さん

えー?食べてないわよ

優菜

嘘だよ、だって無いもん

お母さん

じゃあ、あんな量、一気に誰が食べるのよ?

優菜

あれ?そっか…

お母さん

まぁ、そんなに気にしないの

優菜

うんー…

お婆ちゃん

おはよう、優菜ちゃん

優菜

お婆ちゃん!おはよ〜!

お婆ちゃん

……、許してあげてな

優菜

え?

お婆ちゃん

…チョコ、許してあげてな

優菜

んー、まぁ別にいいけど…

優菜

………

それにしても…

不思議だなぁ…

お家から勝手に食べ物が 無くなるなんて……

お婆ちゃん… 何か知ってる感じだった…

今度、聞いてみようかな……

沙織

食べ物が無くなるかぁ…

優菜

変だと思わない?

沙織

なんか…昔から言い伝えみたいのがあった気がする…

優菜

言い伝え?

優菜

今どき、そんなのないでしょw

沙織

んー…

沙織

あ、そうだ!あのね、

優菜

何?

沙織

優菜に渡したいものがあって

沙織

はい、これ

優菜

わぁ…っ、お菓子?

沙織

休みの日、ちょっと旅行行ってきたから

沙織

優菜にお土産

優菜

嬉しい!ありがとう!

キーンコーン カーンコーン

 

 

 

優菜

これ、友達からもらった大切なお土産なの!

優菜

だから、誰も食べちゃだめだよ!?

優菜

分かった!?

お母さん

はいはい

優菜

お婆ちゃんも、気をつけてね!

お婆ちゃん

おぉ…

お母さん

優菜!お婆ちゃんが食べるわけないでしょ

優菜

そうだけど…

優菜

一応だよ、一応!

優菜

このお土産は絶対、食べさせないんだから!

そう言って、優奈はお土産 をかばんの奥の方に入れた

優菜

これなら…大丈夫でしょ

ガサゴソ……

 

 

ガサッ……

ガサガサッ…

ガサッ

 

優菜

ん…

優菜

なんの音……

優菜

……っ!?

優奈が目を覚ますと、

友達から貰った大切なお土産を持っている化け物がいた…

優菜

…あ

優菜

それはダメ!!!

化け物

ンガァ…ッ……!!!

優菜

ひ…っ

化け物

優菜

き…消えた……?

優菜

きゃあ!!

優菜

な…っ…

優菜

(私…どうなっちゃうの…!?)

 

 

 

優菜

ん…

優菜

ここは…?

優菜

あれ…っ?

優菜

身体が…小さくなってる…!

優菜

………違う…

優菜

これ…小さい頃の私だ…!

お母さん

………なの……よ

お婆ちゃん

でも………いつ……

優菜

お母さん…?お婆ちゃん…?

優菜

何か話してる……

お母さん

ねぇ、あの事いつ話しましょう…

お婆ちゃん

まだ優奈は小さいから…まだいいんじゃないかねぇ…

お婆ちゃん

あの事を知って、良い事など何もないからね

お母さん

でも…もしアレに出会ってしまったら…?

お婆ちゃん

………

お婆ちゃん

出会うだけなら問題ない……

お婆ちゃん

アレが食べ物を持って行っているところを止めなければいいだけだからね…

優菜

…!

ガラッ

優菜

お婆ちゃん!

お婆ちゃん

…!!!

お母さん

ゆ、優奈…起きてたの……?

優菜

食べ物を持って行っているところを止めたらどうなるの…!?

お婆ちゃん

な…

優菜

教えて!お婆ちゃん!!早く!!

お婆ちゃん

お、落ち着きなさい…優奈

優菜

未来の私が…止めちゃったんだよ…!!

お婆ちゃん

どうゆうことだい…?

優菜

私は過去から来た……

化け物

ウゥ……

ブシュッ

優菜

…え

お婆ちゃん

………げぼ…っ

優菜

お婆……ちゃん…?

お母さん

そ…そんな…!!

お母さん

あぁ……

お母さん

優奈にもっと早く言っとけば…

優菜

……はっ…!!

お母さん

どうしたの、優奈

お母さん

立ったままボーッとして

優菜

お婆ちゃんは…!?

お母さん

…えぇ?

お母さん

お婆ちゃんは…とっくに亡くなったでしょう?

優菜

もう……どうゆうこと…

優菜

過去の私になって…未来が変わって……

お母さん

優奈…?大丈夫?

 

 

 

お母さん

そうゆうこと…

お母さん

過去にいったのね…

お母さん

優奈は昔から不思議な力があるんだから…

お母さん

んー、どこから説明すればいいかしら…

お母さん

あのね、この家に化け物が来るのには理由があってね、

優菜

うん…

お母さん

化け物になる前のアレは、普通の男の子だったのよ

優菜

えっ…、そうなの!?

お母さん

でも…餓死しちゃってね…

お母さん

食べ物を食べられなかった強い思いから…悪霊になっちゃったのよね…

お母さん

それから…食べ物を取るようになってね……

お母さん

いつか、この化け物は害を及ぼすだろうってお婆ちゃんが言ってね、

お母さん

何かあったときは私が身代わりになるって。

優菜

だから…お婆ちゃんは…

優菜

私の代わりに…?

お母さん

…かもしれないね

お母さん

でも…もう身代わりはいなくなったから…

お母さん

これからが恐ろしいのよね…

優菜

え……

ガタッ

優菜

っ…!!

優菜

今の音は…っ!?

お母さん

し…!!

お母さん

ここに隠れて…!!

お母さん

………

優菜

………

優菜

あの化け物かな…

お母さん

まずいわね…

優菜

え…どうして…?

お母さん

食べ物がないのよ…

優菜

え、冷蔵庫にいろいろあるじゃん

お母さん

違うの。化け物はお菓子しか食べないの

お母さん

化け物の前は普通の男の子だったから…

お母さん

お菓子以外は食べないの…

優菜

じゃあ…私たちどうなるのよ…

ガサッ…

優菜

…ひっ

お母さん

近くにいる…!

優菜

し…

優菜

死にたくない…!!!

ドンッ

お母さん

…え

化け物

ウガァァアッ!!!

お母さん

いやぁぁぁぁ!!!

ブシュッ

ガリッガリッ

化け物

ウゴォォォォッ!!!

優菜

(許して…ごめんなさい…許して…あっち行って…!)

 

 

 

沙織

えっ?引っ越した?

優菜

まぁ、うん…

優菜

あと…私、転校する

沙織

どうして…!

優菜

どうしても家と学校の距離が遠いから…

優菜

こうやってメッセージのやり取りは出来るから…

優菜

また、通話で話そ

優菜

じゃあ…、またね

沙織

う、うん…

あの化け物がいる家なんて 耐えられない

だから私は引っ越すことにした

結構、遠くの町にしたから…

もうあの化け物は来ない だろう…

いや、来ないでほしいな…

刑事

数日前に、優奈さんはこの家に引っ越してきたんだね?

刑事

はい、そうみたいです

刑事

ん…?これは?

刑事

日記…?ですかね?

刑事

日記…か…

パラッ…パラッ…

刑事

化け物…ねぇ…

刑事

昔から変な言い伝えがあるらしいですけど…

刑事

まさかねぇ…笑

刑事

うむ、化け物などいるはずがないだろう

刑事

(もうすでに除霊は済んだはずなのだから…)

化け物

ゥゥ……

もちもちみーちゃん

はい!これで物語は終わりです!

もちもちみーちゃん

結末どんな感じにしようか作者は悩みました!🤔

もちもちみーちゃん

怖かったでしょうか…??

もちもちみーちゃん

イイネ&コメントしてくれると、とても嬉しいです!

もちもちみーちゃん

それでは、また!

この作品はいかがでしたか?

540

コメント

26

ユーザー

こっわあああああ:( ;´꒳`;):ビクビクでも面白い()

ユーザー
ユーザー

とても怖かったカタ:(ˊ◦ω◦ˋ):カタ こんな家には絶対住みたくないよね

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