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コメント
5件
ありがとうございます中太補給しときます……
初コメ失礼します! この続きがとても楽しみです!
ポートマフィアの本部ビル
その最下層に位置する監禁室
分厚い防音壁は外界の喧騒を一切遮断し、ただ換気扇の回る単調な機械音だけがここが時間の止まった牢獄でないことを証明している
部屋の中央、一台の堅牢な椅子に太宰治は座らされていた
その手首は重厚な枷によって肘掛けに固定され、自由を奪われている
いつもの砂色のコートは剥ぎ取られ、シャツの襟元が乱暴に寛げていた
太宰
太宰は微かに笑みを浮かべて見せたがその声にはいつもの余裕がない
前髪の隙間から覗く瞳はすでに薄い熱を帯びてた
中也
中也
目の前に立つ中原中也は黒い外套を脱ぎ捨てた
その瞳には獲物をじわじわと追い詰める猛禽類のような鋭い光が宿っている
事の発端は数時間前に行われた任務の後の他愛もない諍いだった
どちらがより「忍耐強いか」という子供じみたようだが二人にとって互いの魂を削り合うような真剣な賭け
太宰は自分の知力を過信し、中也はその傲慢さを逆手にとった
結果太宰は今、この閉ざされた空間で中也に全てを委ねるという罰を受けている
中也
中也が一歩太宰の膝の間へと踏み込む
革靴の先が太宰の足の間に割り込んだ
中也
中也の手が太宰の腹部を服の上からゆっくりと圧迫するように撫でた
太宰
太宰の喉が小さく鳴る
体を強張らせ、内側から突き上げてくる生理的な圧迫感を必死に抑え込む
太宰にとって他人から体を制御されることは死よりも屈辱的であり、同時に相棒である中也にだけはその無様な姿を晒したくないという最後の矜持があった
中也
中也
中也の低い声が宣戦布告として地下室の冷たい空気を震わせた
こうして二人の終わりのない、夜よりも暗い我慢比べが幕を開けた
パピコォォォ
パピコォォォ
パピコォォォ
パピコォォォ
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