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2,017
拓郎
郁美
拓郎
郁美
たっくんは私のために有給を取ってくれた
私が寂しくないように
常にどちらかがそばにいてくれて
私の頭を撫でてくれた
優香里
母の言葉を思い出しては涙し
テレビが僅かでも視界に入ると
沸き上がる不安から再び全身が震える
母の顔は完全に思い出せなくなっていたが
優香里
まるで悪魔の呪文のように
頭の中でぐるぐると旋回していた
私の視界からテレビを遠ざけるため
たっくんは私を抱き抱えて寝室へ
途中でいっちゃんのお母さんから連絡があり
いっちゃんは居間へと向かう
昨日みんなで貼りつけたお星様が
壁や天井に広がっていて
それを見ていると少しずつ気分が落ち着いてきた
美結
拓郎
美結
拓郎
美結
拓郎
私はそのまま眠ってしまい
目が覚めたのはお昼を過ぎた頃だった
私が眠っている間に
いっちゃんが寝室に戻ってきて
電話のことを話始める
拓郎
郁美
拓郎
拓郎
郁美
拓郎
郁美
拓郎
拓郎
郁美
拓郎
郁美
いっちゃんの言葉にたっくんも納得して
更に二人で話し合って
たっくんの実家にも行かないことになった
祖母は少し寂しそうにしていたけれど
拓郎
たっくんの言葉に納得してくれたみたいだった
目が覚めると二人の姿が見えて
ずっと私の頭を優しく撫でてくれていた
拓郎
郁美
まるでその言葉に答えるように
私のお腹からぎゅるると音が鳴る
でも居間に行くのがなんだか怖くて
必死に首を横に振ると
郁美
郁美
拓郎
拓郎
美結
何とか起き上がり
たっくんに抱き抱えてもらい居間に向かうと
恐怖を感じたテレビには
見えないようにシーツが被せてあった
郁美
美結
拓郎
生まれて初めてのスパゲッティーは
ケチャップの甘い味がして
美結
それだけで幸せな気持ちになった
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