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テラーノベル(Teller Novel)

22話

ビュークール王国編

【4人目の仲間】

バディの馬車をひいて走る速度は凄まじく10㎞程の距離を10分もかからない速さで着いてしまう。チアキは満足そうな顔で微笑み、ショウタはやや関心気味であった。

ユウ

ここが俺の住んでる村だ、この家の中に母さんがいる

ヒメカ

分かった。私が様態を見てすぐに薬を作るわ

ユウ

頼む…

ヒメカ

……これは、侵食ヒルニアにやられてるわね。病気じゃなくて寄生虫よ

ライト

まぁ、こんな村じゃ寄生虫の何種類かはいるだろうな

ヒメカ

まぁ、この程度の寄生虫なら私の作る薬を飲んで予防剤を打てば大丈夫!

ユウ

ほんとか?

ショウタ

まぁ、俺の仲間に任せとけって!

ライト

俺が加えたんだ

ヒメカ

えへっ

23分後

ヒメカ

これでよしっと

ユウの母

ありがと、、どなたか存じませんが

ユウ

俺の【仲間】だよ

ユウの母

そう、、。

ヒメカ

これ、村の皆にも予防剤作ったので何人いるか分かりませんがこの小規模の村なら足りると思います

ユウの母

ありがとう…。

ショウタ

やっぱ医者ってすげーな

ライト

ヒメカはまだ助手だ

チアキ

それでも凄いよね、流石エミコさんの助手

ユウの母

お礼といってはなんですが、今日はこの古びた家ですが止まって言ってください。ご馳走もしますので

チアキ

こんな家ならバディの方が快……っ

ショウタ

喜んで!

チアキ

まぁ、そうしようか、

ライト

なら俺は馬車から荷物

ショウタ

チアキが言ってたろ、バディが居るから大丈夫だ

ライト

そうだった…っと

テレビでニュースが報道されている。

殺人高校の事件が解決されたようである。解決したのは天才霊能探偵のマコト、犯人は自殺していたようだ。

ユウの母

物騒ね、

ユウ

そうだね

ユウの母

行くの?

ユウ

何が?

ユウの母

あんたの母親よ、分かるわよ。あの人たちについて行くのね

ユウ

……、この村を救いたい

ユウの母

顔が綺麗で、親孝行、それに村の為に努力ができる。さすが私の息子

ユウ

お母さんも望んでいたこと?

ユウの母

もちろんよ。ありがとねユウ

ヒメカ

あの、これ…なんといいますか体の免疫を向上させる薬品です。これ、差し上げます。

ユウ

作ったのか?どうして、

ヒメカ

私も尊敬する人から離れてこの人達について行くことを選択しました。母を想う貴方が迷わず決断できるようにと思いまして、

ユウ

あんたも俺の気持ちに気づいてたのかよ

ヒメカ

いいえ、でもあの人たちは不思議です。関わった人々の心を掴んでいく、きっとこれからも私たちのような人が沢山増えていきますよ

ユウの母

よしっ、ご飯できたわよ!今夜はあんた(ヒメカ)達に感謝して貧相だけどそれなりに豪華なもの用意したからさ沢山食べて行ってよ!

ヒメカ

はい!

ユウ

母さん…

ショウタ

おおお!!ありがとうございます!

ライト

感謝します

チアキ

おーいしそーー!

【いっただきまーーーす!】

ユウの母

ちゃんと、伝えるんだよ。

ユウ

うん。ありがとう、母さん

貧相で何も無い村であるが、汚染された空気のない野原に囲まれ静かな夜は大変心地よく眠れたものだった。

誰もが眠っている中、ショウタはユウの家の屋根の上に乗り星空を眺める。

その様子の彼の背中は大きく見え、何故か何かを起こす希望が見えるような気がした。

ユウの母

ユウが彼に興味を持つ理由も分かるわ

ショウタ

ふんわぁ?誰かに見られていたような…。

ショウタ

ふぁぁ、俺もそろそろ寝るかな

翌日、

ショウタ

お邪魔しました!

チアキ

ご飯美味しかったです!

ライト

んじゃ、俺はお先にバディのとこに

ヒメカ

気に入ってますね、ライトくん

チアキ

妖艶な孔雀だもん

ユウの母

もう少し待ってください。

ライト

ん?

ショウタ

ん?

家の中からクールにユウが出てくる。

チアキ

も、しかして、

ショウタは目を輝かせた。

ショウタ

もしかして!!

ユウ

俺も仲間になっていいか?、、な?

チアキ

もちろん!ね!?

ショウタ

大歓迎だよ!

ライト

まぁ、頼りになるしな

ヒメカ

私も、大歓迎です!

ユウの母は、寂しそうだがほっとした顔で笑い、ユウも安心した様子でほんの少し笑った。

ユウの母

よろしくね、ショウタくん

ショウタ

はい!こんな頼もしい兄さんが着いてきてくれるなんて!

ユウ

お兄さん、なんて、そんな

チアキ

お兄ちゃん?

ユウ

そうじゃなくて//

ライト

照れてるな

ヒメカ

照れてますね

ユウが調子が乱れたのか、やや少し顔を赤らめて無言でバディの馬車へと歩き始める。

ユウの母

ユウ、またね

ユウ

必ずショウタをギルドマスターにして、この村をいいものにするよ

ライト

そういう事か

ユウ

いいよな?

ショウタ

もちろん、仲間の夢は俺が叶えてみせるよ

ユウ

頼む

ショウタ

あぁ!

こうして、4人目の仲間を迎えユウの村を出る。

目指す行き先は、、、、

ヒメカ

ここから次の近い街は、、街って言うより王国ですよ

ショウタ

王国!?

チアキ

もしかして、ビュークール王国じゃない?

ヒメカ

そうです

ショウタ

王国かぁ、きっと凄い人達が沢山いるんだろうな!

ライト

行ってみる価値はあるな

ショウタ

よーしっ!バディ、行先はビュークール王国だ!

バディは、気合を入れると更に走る速度を上げた、その時!!

マリン

シベリー!追っ手が来てる!急いで!

シベリー

グルルルッ!ガゥ!

コドル

ホークス逃がすなッ

ホークス

ピュァッ!

シベリアンハスキーの様な大型犬の魔獣に小柄な女性が乗り、猪のような魔獣に乗った鷹を操る男から逃げている。

トンビス

それにしても、コドルのペットは大きいな〜

コドル

翼を広げれば2m40cm、あれに捕まれば逃げられねーぜっ

マリン

シベリー!避けて!

シベリー

ガルっ!?

ホークス

ピュァッ!!

シュンッ!!

危機一髪、ホークスの鉤爪から逃れるマリンとシベリー、その交戦の様子をショウタ達が目撃していた。

マリン

あれって、旅人さん?シベリー!!

バシャクジャクのバディに気づいたマリンはシベリーにバディの元へ向かうよう指示をする。

逃走経路を変えたことに勘づいたライトは、ショウタに声をかけた。

マリン

旅人さん!助けてください!

バディ

ピィィ!!

ライト

ショウタ!来たぜ、助けるんだろ?

ショウタ

あぁ、もちろんさ!

ワールド・ギルド!!

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コメント

4

ユーザー

何回も見てくれてるんですか!?ww 嬉しすぎます(❁´ω`❁)

ユーザー

本当に全部の作品何回みても飽きないです!←ストーカーじゃありません‪w

ユーザー

コメントありがとうございます!!!! 動物ずっと、出したかったんですよねww マリンさん今後、超重要な人物になるので期待にしていてください!!

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