七瀬
こんばんは
七瀬
今宵もお話しましょう。
七瀬
僕の中学校って夏休みに2泊3日のお泊まり会を学校で毎年やってたんです。
七瀬
そこでは、BBQとかキャンプファイヤー等をやったり
七瀬
するのが定番でした。
七瀬
僕ら生徒たちはいくつかのグループを作ってテントで寝るんですけど。僕はいつも誘ってくれる女の子からのお誘いがありそのグループでテントを作って、寝ることになりました。
七瀬
少し話外れるんですけど
七瀬
僕の中学校って5階建ての学校で
七瀬
3階廊下の奥にある教室は昔から開かずの間となっておりました。
七瀬
近づいて開けようとすると先生に凄い剣幕で怒られてしまうのです。
七瀬
だから、生徒は噂をし始めました。
七瀬
『教師が首吊りをした』
『生徒がいじめで自殺した』
『生徒の首吊りがあった』
『あそこの部屋に入ったらあの世に連れてかれる』
『生徒がいじめで自殺した』
『生徒の首吊りがあった』
『あそこの部屋に入ったらあの世に連れてかれる』
七瀬
そんな噂が…
七瀬
僕は見えているので真実を何となくは知ってたんです。
七瀬
でも、言うとまた面倒な事になるので言わないままいたんです。
七瀬
教師でもなく、生徒でもない子供の霊が居るのを…
七瀬
何故あそこにいるのかは分かりませんが。
七瀬
小学校2年生くらいの男の子がロープで首吊りをしてじっと窓の外を眺めているので僕は
七瀬
正直、このお泊まり会には参加したく無かったです。
七瀬
その日のお泊まり会は中学3年生の時。
七瀬
僕らにとっては最後のお泊まり会。
七瀬
先生は一段と張り切ってやっていました。
七瀬
そんな中
七瀬
夜になって、自由時間2時間。
七瀬
その時にうちの学年で有名なバカ三人衆。(男子)
七瀬
が、あの開かずの間に行こうとしているのを僕は知ってしまった。
七瀬
僕は当然無視をしておこうとしました。
七瀬
けれど、今回のお泊まり会での開かずの間は何か違う気がして…
七瀬
やむなく、止めに入ったのです。
七瀬
まぁ、好奇心の塊の時期の男子はゆうことを聞く訳もなく
七瀬
七瀬も行こうぜ!とか言いながら聞きもせず
七瀬
僕は当然断ったのですが
七瀬
人間こう言われると腹が立ってしまうもので……
七瀬
『お前怖いんだろ笑』
七瀬
僕は相手にするだけ無駄だと思うタイプなんですけどその時は他の事で
七瀬
イライラしていたので
七瀬
つい、『わかった、行ってやるよ。』
七瀬
と言ってしまったのです。
七瀬
言ってしまった手前
今更、無理とは言えず…
今更、無理とは言えず…
七瀬
行ったんです。
七瀬
開かずの間の扉の前まで来た時
七瀬
僕は既に気分が悪くなってしまって、今にも倒れそうになっていたのです。
七瀬
だけど、我慢して後ろでたってました。
七瀬
まぁ、他のバカ三人衆はなんか寒気するなぁ!
七瀬
とか
七瀬
雰囲気あるよな〜とか
七瀬
言うだけで
七瀬
まだ乗り気でした。
七瀬
はぁ…こう考えると何故こうまでもバカなのか…
七瀬
1人が扉に手をかけた瞬間誰もまだ部屋に入っていないのに
七瀬
部屋の明かりが着いたのです。
七瀬
みんなは驚き段々怖くなり
七瀬
帰ろうか…という時…
七瀬
何者かに腕を掴まれたような感覚に襲われ
七瀬
手首を見ると手形が付いていて…
振り返っては最後だと当時の自分は思いました。
振り返っては最後だと当時の自分は思いました。
七瀬
テントに帰ると僕は無言のままグループの皆がいる所まで戻った。
七瀬
グループのこの1人にどうしたの?と聞かれ
七瀬
話すと…
七瀬
え"マジで手形じゃん…
七瀬
七瀬ちゃん大丈夫??
七瀬
と心配されました。
七瀬
僕はうん、と返しテントの中へ。
七瀬
すると、グループの子の1人があの開かずの間を指さしながら言うのでした…
七瀬
『ねぇ、あそこの部屋明かりが付いてる…それに……』
男の子が…こっち見てる
七瀬
と…
七瀬
後日僕の知り合いに僕達が通っていた中学校の卒業生がいたので詳しく話を聞かせてもらった所
七瀬
当時、教師が自分の息子を自分が務める学校で性的暴行をし、挙句の果てに
七瀬
殺してしまったんだとか…
七瀬
その後、僕は卒業してからは1度もあの中学校には遊びに行ったりしてはいません。
誘われても。
誘われても。
七瀬
なので、あの後どうなったのかは…僕には分かりません。