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#衝撃のラスト
山根利広
1,633
24
重田💋(omoda)
459
#タグ?それならついさっきサイモンと一緒にたべたよ?
白嵐
17
コメント
4件
ああ、もうこの展開めちゃくちゃ熱いな……!千尋が「回せ」の意味を掴んでから一気に動き出す感じ、ゾクゾクしたわ。ボイラー室のバルブ全部回して通路が崩れて穴が現れる流れ、映像がパッと浮かぶ描写力よ。んで最後にまさかの那柚……「作り出した人間」って千尋自身の口から出た時、背筋冷たくなった。「もう終わる」って言葉の重さが半端ない。続き、マジで気になるんだけど!!🔥
足元を照らしながら
千尋は慎重にボイラー室まで進む
千尋
千尋
千尋
千尋
千尋
千尋
秋見堂もここに来ていた
夏樹はわざわざ「避難場所」としてここを選んだ
その理由が同じだとしたら
真意はなんだろう
千尋
千尋
千尋
「秋見堂もここへ来ていたからだ」
千尋
千尋
千尋
千尋
その仮説が正解であるならば
「唯一助かる方法」の答えも出てくるはずだ
千尋
千尋
千尋
千尋の足がはたと止まった
千尋
千尋
唯一助かる方法
ボイラー室のバルブを
千尋
意味のある文章が頭に形成されると
千尋は勢い良く駆け出した
ボイラー室の扉に飛びついて
ノブに手をかけた
重い扉を押し開けると
そこにも廊下が広がっていた
切れかけの電球が
室内を照らしている
表面がひび割れた漆喰塗りの壁に
赤黒いインクを塗布したような模様が描かれている
最奥部にはもうひとつ扉があった
千尋は小走りでその扉に近づき
鉄製の扉に両手を当てた
千尋
扉の横に
インクで文字が書かれていることに気づいた
回せ回せ回せ
回せ回せ回せ回せ回せ回せ回せ回せ回せ回せ回せ回せ回せ回せ回せ回せ回せ回せ回せ回せ回せ
千尋
誰がこれを書いた?
気を失っている間に
体が乗っ取られたのか?
千尋
千尋のふくらはぎを
冷たい空気が通り抜ける
彼女はそれに抵抗するかのように
勢い良く扉を開けた
無数のパイプと
それに付随するバルブが敷き詰められていた
千尋
千尋
千尋は手の届くところから
バルブを回し始めた
中には固くて回らないものもあったが
回らないものは後回しにして
回るものから手をつけていった
10回
20回
閉まっているバルブを
反時計回りに回す
そして可動するバルブを全て回し終わった時
大きな機械が作動するような音がした
ボイラー室の中からではない
先ほど通った廊下からだ
千尋
軋むような地鳴り
リノリウム張の床が震える
その振動がおさまってから
千尋はボイラー室から出た
廊下の壁はところどころ崩れ落ちている
そればかりではない
来た通路が巨大な壁に押しつぶされており
その中間どころに大きなトンネルのような穴が
ぽっかりと空いていた
その先はいやに明るい
外に出る道に繋がってるのだろうか
千尋
千尋はその大穴の中に進んだ
まっすぐ伸びているトンネルの奥に
やけに明るい光が見える
誰もこちら側に来ていない様子を見ると
どうやら捜査班ではないようだ
長いトンネルだった
明かりは「出口」とおぼしき部分からさしている
トンネルというよりか巨大な蛇を模したホースであるように
千尋には思えた
明かりの近くまで進むと
そこには厚手のビニールがかけられていた
食肉工場のカーテンを思わせる
分厚いビニールの仕切り
千尋はそれをかき分けるように
その内部へと進んでいった
やけに明るい電灯に照らされている階段があって
それを降りるとまた鉄製の扉があった
ステンレスだろうか
研磨されたように光り輝く扉だった
千尋
千尋はノブを回すと
ゆっくりとそれを押した
煌々とした光に照らし出される光景が現れて
千尋は眩しさにぎゅっと目を細めた
部屋の中央から発せられている
光の正体
そこに白い影があった
千尋
千尋
影はゆっくりと千尋に歩み寄る
「チヒロ」
わたしが作り出した人間
でもどうして
こんなものを作ってしまったのだろうか?
千尋
千尋
千尋は彼女の顔を見上げた
長い髪
小さくてくりっとした目
だがその目に宿る意志は薄い
無理もない
千尋は「彼女」であるのだから
那柚
那柚
那柚
彼女は深刻な表情で
千尋にそう告げた
千尋
千尋
彼女——那柚は
怯え切った小動物のように震えている 千尋の顔の前に
ゆっくりと手を差し出した
那柚
那柚
千尋は黙々と手を見つめるだけで
それを握り返そうとはしない
那柚もそれを見かねたのか
手を引っ込める
那柚
那柚
那柚の後ろには
スパコンが所狭しと並べられていた
そしてそのうちの一つが
警告音を発し始めた
那柚
那柚
那柚