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#恋愛
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赤薔薇の間・朝
ロゼリア
ロゼリア
軽く呼吸を整えてから、横にいるノエルを見る。
ノエル
ノエルは何も言わず、うなずいた。
ロゼリア
心を決め、うなずき返すロゼリア。
それからゆっくり、口を開いた。
ロゼリア
ロゼリア
白い石床。
高い天井。
薔薇の紋様。
戴冠で使われた部屋と、内装だけはそっくりだ。
ロゼリア
ここには歓声がない。
祝福もない。
静かすぎて、息が詰まる。
クラウス
クラウスは鼻で笑い、そして答えた。
クラウス
クラウス
ロゼリア
クラウス
クラウス
クラウス
ロゼリア
ロゼリア
ロゼリア
クラウス
ロゼリア
ノエル
ノエルがロゼリアの横で気まずそうな顔をする。
クラウス
クラウスがさしたのは、部屋のさらに奥。
白く大きな箱が並んでいる。
いくつも、いくつも、大量に。
ロゼリア
ロゼリア
ロゼリア
ロゼリアは前へと進み始めた。
ノエル
その後ろを、ノエルが黙ってついて行く。
ロゼリア
いちばん手前の白い箱。
中に寝かされていたのは、白い体だった。
人形の体。閉じた目。
だけど、自分とは違う顔。
生きてはいない。
端から端まで、ずらりと並ぶ箱の中には。
年齢も性別も違う人形が、寝かされていた。
ロゼリア
ノエル
絶句する二人に、クラウスが言い放った。
クラウス
ロゼリア
クラウス
クラウス
クラウス
クラウス
クラウス
ロゼリア
ロゼリア
ロゼリア
クラウス
クラウス
クラウス
ロゼリア
クラウス
クラウス
クラウス
クラウス
ロゼリア
クラウス
クラウス
クラウス
クラウスは淡々としていた。
怒りもしない。言い返しもしない。
知っていることを、そのまま口にしているだけ。
ロゼリア
ロゼリア
眠る人形たちを見つめ、ロゼリアが聞いた。
クラウス
クラウス
クラウス
クラウス
クラウス
ロゼリア
クラウス
クラウス
クラウス
クラウス
クラウス
クラウスの言葉には迷いがなかった。
ロゼリア
ロゼリア
ロゼリアの瞳は、人形たちをまっすぐ見ていた。
ロゼリア
ロゼリア
クラウス
クラウス
クラウス
ロゼリア
警戒するロゼリアに、クラウスが語る。
クラウス
クラウス
クラウス
クラウス
クラウス
ロゼリア
クラウス
クラウス
クラウス
クラウス
ロゼリア
ロゼリアの指先が震えた。
クラウスの発言は唐突だった。
だが同時に──
──納得もできた
ロゼリア
ロゼリア
ロゼリアの中に、色んな記憶が蘇っていく。
クラウス
クラウス
クラウス
ロゼリア
ノエル
二人の顔色が変わった。
クラウス
クラウス
ロゼリア
クラウス
クラウス
クラウス
ロゼリア
ロゼリア
クラウス
クラウス
クラウス
クラウス
クラウス
クラウス
ロゼリア
ロゼリアには、わかっていた。
これは自分一人の悲劇じゃない。
この国は、ずっとこうして帝位を残してきたのだと。
クラウス
クラウス
ロゼリア
クラウス
クラウス
クラウスの顔には、不敵な笑みが浮かんでいた。