コメント
1件
私には、嫌いな人が二人いた。
イギリス
イギリス
大英帝国
大英帝国
大英帝国
…またこれだ。 兄さまは食事のルールにかなり厳しい。
大英帝国
インド
インドは兄さまの植民地。 それ故に従わされているらしい。
いつも無表情で兄さまと話すし、 「ご主人」に様はつけない。 そこに小さな抵抗を感じる。
大英帝国
そして兄さまは出掛ける前に 必ず私を玄関へ呼び、
大英帝国
ひとしきり私の顔を睨みつけてから行くのだ。
インド
インド
インド
兄さまが出掛けた途端すぐこれだ。 口が悪いにもほどがある。
インド
インド
イギリス
インド
インド
小言が多い。 口数だけなら兄の数百倍は優れているだろう。
インド
インドのこういう、辛口なところが嫌いだ。
大英帝国
防衛線の見回り中、つまり仕事中に 大英帝国は言った。
ニュージーランド
フィジー
植民地のニュージーランドたちは 呆れ気味に言った。
大英帝国
大英帝国
オーストラリア
フィジー
大英帝国
ツバル
ニュージーランド
大英帝国
ニュージーランド
話は父様が戦場から帰ってきた日へ遡る…
大英帝国
『可愛い』と言おうとしたところをぐっとこらえ、 父様の前で平静を保とうとする私。
父
父
幼いながらにきりりとした表情、 大きくぱっちりとした二重目、 守ってあげたくなる細く小さな体つき などを持ち合わせた弟。(大英:談)
大英帝国
イギリス
ぎこちなくともしっかりとした挨拶。 私はとうとう耐えきれなくなり、
イギリス
大英帝国
弟の方をがっと掴んで、 半ば自分に言い聞かせるように言った。
イギリス
大英帝国
オーストラリア
ニュージーランド
ツバル
ツバル
こうして大英一行は、今日も仕事を終わらせたのであった。